新規就農のススメ

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しつこいぐらいに書きますが

もうしつこいなあコイツと思われるかもしれませんが、まだまだ書きます。ビニールハウス批判。
なんでこんなにしつこく書くのか言うと、まず第一にあれほど無駄で農家泣かせなモノはないというのと、第二に私の畑の近くにハウス農家がけっこういるので、側で見てる分、本質が見えてしまうというかなんというか。まあとにかくですね、その近所のハウスがこの酷暑に、ず~とハウス内で作業しているのですよ。普通に外で気温が40℃軽く越えてるのに、ハウス内は60℃ぐらいですよ!今年は熱中症で倒れた人が軽く全国で4万人以上、死者が200人以上。それなのに地獄を越えてるハウス内で農作業。自衛隊やプロの格闘家でもこんなアホなことしないのではないかな?なんでこんな時期にハウスで作業をしなければいけないかというと、冬にトマトやキュウリを出すため・・・・。そんだけのために、この一番暑い時期に、ハウスに残った去年の野菜の片付け、土壌消毒、堆肥蒔き、次の野菜の植え付けの準備、ハウスの補修、張り替え等々をやるわけです。つーかさ、もう辞めない?ビニールハウスはもう建ててしまったからしょうがないけども、普通に夏取り、秋取りじゃあダメなのかな?そうすれば、一番暑い時期は収穫だけして、片付け等は寒い冬に暖かいハウスでやればいいじゃない。なんで冬にこだわるかわからん。旬取りにすれば、コストは抑えられるし、味は段違いに上がるしね。良いことづくしだよ。冬なんかさ病気がでまくるし、虫も絶妙に湧くし、それらを抑えるために尋常じゃない農薬を撒くしね。アレを一般の人が見たらなぁ、凄い面白い反応が見られるのだけど。それに比べて今年のウチのミニトマトは取れる取れる。収穫がおっつかないぐらいです。最新の研究でも、旬に作る野菜と、季節外れに作る野菜は、旬の野菜の方が栄養価が3倍近くも高いことが判明しました。つまり冬に作るトマトなどは、値段が微妙に高いだけで、味はスカスカ、栄養価はほとんど無く、水を飲むのと変わりがありません。それじゃあスポーツ飲料飲んでる方がマシです。
 近くの農家はこの残暑が厳しいのに、もう冬キュウリを植え付けました。枯れるんじゃあないかな?あんな蒸し風呂のハウスに植えたら。こういう古い農家は自分のマニュアルを変えられないのだろうね。こんだけ気候がずれてるのに、作付けを変えない。一種の宗教だな。臨機応変とか応用とかの言葉が全くない。こんな人達から、学ぶ事なんて1ミリもないね。
 ということで、私はビニールハウスの無駄をしつこいぐらい書いていきたいと思います。いや本当に無駄なんで。あんなんは農家にとっては借金製造マシーンなんで。
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6 Comments

通りすがり  

No title

農業のことを色々検索していてこのブログにたどり着きました。

読んでて思ったんですが、一度ビニールハウスを使っている農家さんと話してみてはどうですか?

2010/09/08 (Wed) 23:02 | EDIT | REPLY |   

百姓 参之介  

Re: No title

> 農業のことを色々検索していてこのブログにたどり着きました。
>
> 読んでて思ったんですが、一度ビニールハウスを使っている農家さんと話してみてはどうですか?

ビニールハウス農家さんとは、何人も話しました。それに私自身も以前にビニールハウスを持っていましたので、回りの話、自分の経験から、このような考えに至りました。

2010/09/09 (Thu) 07:54 | EDIT | REPLY |   

りばもあ  

ビニールハウスの意義

農業はやったことがありませんが、オモロいブログで、楽しみながら読ませてもらってます^^

で、ひとつ質問があるのですが、考えをお聞かせください。

文脈からすると、「ハウスで冬取りにすると、悪循環になるから、ハウスはやめた方が良い」という意味で理解しました。
では、夏取り、秋取りであれば、ハウスでもメリットがあるということでしょうか?
ハウスなら、旬取りでも、露地よりは少しでも収量を増やせるということでしょうか?
素人の私からすると、旬取りにするなら、そもそもビニルハウスは要らないような気がしますが、、(だから参様は露地だと・・)

残念ながら男ですが、無料でお願いします^^;

2015/09/26 (Sat) 20:12 | EDIT | REPLY |   

百姓 参之介  

Re: ビニールハウスの意義

>りばもあさん。
そうですね、ハウスだと天候被害がそこそこ抑えられるので、収量は上がります。特にその作物が旬の季節ならなおさらです。しかし、ハウスは存在するだけでコストがかかるので、ソレを考えなくてはなりません。確かに旬の時期なら暖房費、冷房費はかかりません。あ、真夏にトマトは冷房費がかかるかな・・・?何度も書きますが、ハウスは天候被害を軽減するだけで、強風や水害、雪害に酷く弱いです。何か災害が発生したその時、露地野菜はその植えてるモノだけの被害で済みます。が、ハウスだと作物だけでなく、ハウス自体に被害が及んだ場合は当然ハウスの損害費用が発生します。つまり、作物の被害プラス、ハウスの被害のダブルパンチです。これでクビが回らなくなり、廃業もしくは首を括る人も少なくはありません。ハウスは建てた後も、一戸建てと一緒で定期的なメンテが必要です。建ててハイそれで終わりではありません。定期的に、ビニールの張り替え、駆体への防錆び剤塗布、保温装置のメンテ、その他諸々。まあちょっとした工場ですからね、維持費がかかるかかる。
 つまるところハウス農業で暮らしていけるのなら、そんなに文句は無いのですが、コストはガッツリかかる、リスクもハンパ無い、すこぶるハイリスク・ローリターンなので私はやりません。これなら露地で充分です。特にこの国は四季がバッチリあるのでハウスの意義があんまし無いですね。建てるとしても育苗兼、作業小屋代わりの小さいハウスですね。それ以外は要りません。

2015/09/27 (Sun) 18:00 | EDIT | REPLY |   

長崎の研修生  

ビニールハウス神話はいつ生まれた!?

たしかにハウスって微妙です
めんどくさいことが多すぎるんです
そりゃ ハウス持ってたら それを利用すること
維持しようとすること は あたりまえみたいになってしまいますけど
冷静に考えてみたら 「こんなものいるか?」と感じてしまいます
まぁ 結局 ハウスが良い ってのは
神話みたいなものなのではないでしょうか?
ビニールハウスって もう時代遅れなのかもしれません
いや 完全に時代遅れです 笑
かたずけが面倒くさいので 建ってる以上は使いますけど
竜巻で 誰のハウスかわからないほど遠くに跡形もなく飛ばされて欲しいです笑
というか 慣行の使い方がうざいのかもしれません
自分なりの活用法を見出せたらよいのですが‥
せっかくなので イチゴのテキトー栽培にチャレンジしようと思います笑

2015/09/27 (Sun) 22:17 | EDIT | REPLY |   

りばもあ  

No title

なるほどですね。
既存農家もさることながら、新規就農の場合はさらにリスクが大きくなるということなんですね。

お役人さんたちは、農業関連の経済の循環っていう観点から、
【資材・機械・農薬・化学肥料メーカー、金融(JA?)】⇔【農家】のお金の流れを作りたくて、農家に設備投資をさせたいんでしょうね。
で、近代農法や施設を勧める、と・・・

とある地方自治体の移住説明会に行ったときに、お役所の担当者が、「新規就農=施設+できれば米作」を勧めていました。
でも、別に農家側のメリットを最優先に考えて言ってるわけじゃないんでしょうね。
まぁそれも当然といえば当然の話か。。。
その言葉の裏にある現実が、参様の話でなんとなく見えてきました。

なんだか、とても勉強になるブログです。

2015/10/03 (Sat) 13:58 | EDIT | REPLY |   

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