新規就農のススメ

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②農業の系統を選ぼう

 一言に農業といっても色々な系統があります。私なりにまとめてみましたので参考にしてください。

(1)米農業
 もはや農業の代名詞と言ってもいいでしょう。お米を作るのが主な作業です。ですがこの職種は新規就農にはお勧めしません。前に書いたように、先行投資の値段が高すぎるのです。大体2000万以上かかります。しかも回収するのに10年近くかかりますし、現在米の買い取り価格が昔に比べ三分の一以下になり、かなり厳しいです。ほとんどの米農家が別の仕事を持っているか、年金を貰いながら暮らしている兼業農家です。もし選ぶなら農地の広さは最低10ヘクタール(約33000坪)は作らないと暮らせないでしょう。

(2)野菜農家
 野菜農家は二種類あります。ハウス農家と露地野菜農家です。ハウス農家は主にビニールハウスでの生産を生業とします。野菜というとハウスで作るイメージが強いかもしれません。規制緩和で企業の参入が許され、屋内での野菜工場とかができましたし。土を使わない水耕栽培などもハウスです。
しかしこれも新規就農には微妙です。これももちろん先行投資がかなりかかります。ビニールハウスに関しては後に詳しく書きます。
 露地野菜農家は新規就農にとって、もっともお勧めできる職種です。なにより他の職種に比べ先行投資が格安ですみます。必要なのは農地、あと少しの機械ぐらいです。そのかわり農業技術は高くないと食べていけません。無農薬有機なども流行っていますが、最初から無農薬を目指すと全く収穫できず。収入が5年ぐらい無いので、焦らず減農薬から入ることをお勧めします。慣れてきたら、農薬使用量を減らし無農薬に移っていけば、そんなに苦しくないはずです。別に仙人のような暮らしをするわけではないので、十分なはずです。
 農地の広さは最初は、2反(700坪)ぐらいにして、だんだん増やすと良いでしょう。初めから広すぎると、どれから手をつけていいか分からず、持て余すこと確実ですから。でも広いと連作障害をあまり考えなくてすむから、いいんですけどね。

(3)畜産
 これはもう新規就農と言えないぐらい、土地の広さも資金もかかりますので、実行するのはほぼ無理です。町中に工場を造るぐらいのキツさがあります。

(4)林業
 これはあまりよく分かっていません。ただキノコ栽培などは悪くないと聞きます。

(5)果樹農家
 果樹自体はお奨めなのですが、苗木を植えてからまともに収穫できるのが、成長が早い品種でも最低5年かかるので、新規就農にはお奨めできません。それまで無収入ですから。しかし、他の系統と同時進行していくと上手くいくかもしれません。

(6)苗農家
 野菜農家と被るかもしれませんが、そこそこお奨めです。多少の施設が必要な以外、お金がかかりません。苗で売り出すので、最後まで育てる手間が省けます。買ったお客が枯らそうが、何しようが関係ないですし、売れ残った苗は自分の家で植えれば良いのですから、無駄がありません。なので新規就農でもやりやすいのではないでしょうか?
以上大まかに書きましたが参考にしてください。次は「農業に必要な道具」です。

(7)花農家
 これは野菜が花に変わっただけですが、ちょこっと違う点があります。まず花なので、あんまり農薬に規制がありません(それでも多少はあります)。口に入れるわけではないので。それに野菜と違い、実まで育てなくて良いので楽です。そんなに難しい品種を選ばなくても、結構儲かります。仏花は1年中売れますので、それだけに絞ってもいいぐらいです。1本あたりの単価が、野菜よりも高いのも魅力的です。しかし、花は景気に左右されやすいので、花だけではなく、野菜なども同時に作り、リスクを分散しておくと良いでしょう。

以上が農業の系統です。他にもあるかもしれませんが、一応思いつく限り書きました。次は「農業に必要な道具」です。
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