新規就農のススメ

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農家はもっと勉強しよう③

最近は(現在6月)トマト、キュウリの値段が異常に安いです。スーパーや八百屋で買うと1箱700~900円。これは仕入れに3掛けしているから、仕入れ値は2,300円。さらに農協から市場に出すためにかなり引かれるから、実際の手取りはトマト1箱100円ぐらいか?
・・・・これってさ、農業を商売としてやっていく意味があるかのかな。まあこんだけ安いつーことは、トマトハウス農家が一斉に採れだしているということなんだろうけど、それにしたってねえ。今採れると言うことは、定植が1~2月前後。そっから暖房炊きまくって、今年は特に冷えたからさらに重油代が加算して、温度上げるために通気口全部閉めるから湿気による病気を防ぐために農薬バカスカ撒いて、癌になるのに怯えつつ、害虫にも超気を使って、そんだけ苦労して苦労して、この値段。これはどう見ても無駄というか、ボランティアというか。こうまでしてこの時期作るトマトに一体どんなメリットが?
 キュウリだって同じです。キュウリは最低生育気温が20度以上必要なので、暖房費がそこらの作物の比じゃありません。そうまでして育てたキュウリが今じゃ1袋かなりたくさん入ってたったの200円・・・。なんで作るんだろ?本当に労力の無駄というのが分からないのか、分かろうとしないのか。もういいかげん、こういうボラティア的な農業は止めないと。普通に適正な時期に適正な作物を高品質で高く売るようにしないと、やっていけないのでは。「農家は儲からない」とか戯言を吐く前に、今現在の自分のやり方を見直したらどうでしょう?こんなことをひたすら続けていたら、自分の首を絞めるだけでなく、絶対に後を継ぐ輩は現れない。だってわざわざ自分から苦労して、尚かつ貧乏になりたいヤツァいないでしょ?というか、よくそんな最悪な値段を自分の作物に付けられて、それで出荷してるね。赤字になる値段だったら、出さないで捨てるか、それか売り先を代えるか、作るのを止めるか。そうでもしないと農業なんて端から成り立たない。私はこのブログでず~と書いてきましたが、何度でも書きます。「農業はボランティアではない」もちろん聖職者でもありません。普通の生活を望む普通に働く人です。特別でもなんでもありません。そこを微妙に世間に勘違いされてるから、農家は仙人みたいな暮らしをしているとか、望んでるとか、そんな風に見られているような。農家はもっと貪欲になってもいい気がします。あらゆる事に対して。そうでもしないとこれから農業で食べるなんてとてもとても。
 あと、分かって欲しいのは、家庭菜園と農家は全然全く違います。野球とサッカーぐらい。どこがそんなに違うかというと、農業で生活しているか、そうでないか。つまり家庭菜園は生活がかかって無いので、適当にのんびり出来ますが、生活がかかっていると、そんなにのんびりやってられません。なんとか食べて行かなくてはならないのですから。この基本的なことは、ほとんどの人が分かってませんし、行政も分かっていません。だから家庭菜園程度の農家でも、農業従事者としてカウントしているのです。これで今年は~人の農業就職者がいますと、誤魔化し続けているのです。本当は農家は凄まじい勢いで減り続けていて、1ミリも増えていないのに。
 今現在の農家は商売するに当たって何か大事な事が欠落しているように思えます。それに早く気が付かないと、いつまでたっても「農業は儲からない」という言葉に捕らえ続けられて、前に踏み出せないのではないでしょうか。

まだ続くかも?
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