新規就農のススメ

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農家はもっと勉強しよう①

最近の出来事ですが、近くの農家さんが空豆にアブラムシが大量発生したので、農薬をザバッと撒きました。そして「ああまだ虫がいなくならないから、もう一回撒こう」と考えて、2日連チャンで農薬を撒きました。空豆は虫がいなくなるどころか、ほとんど枯れてしまいました。これはもう当たり前というか、つーか何でこんな事をするの?
 
その農家さんに話を聞くと、「いやー、農薬を希釈しないで適当に撒いて虫が死ななかったから、2回目は濃くして撒いたんだけどそれが悪かったかなぁ?」・・・・。こ、こ、こ、恐ぇー。そんな作物が枯れるぐらいの濃度が高くてヤバイ農薬をホイホイ使うなよ!虫より先に人間が死ぬわ。ちなみにこの農家さんは、農家歴50年以上。もう年数だけでいったら、プロ中のプロ。農業マイスターと言っても過言ではないでしょう。その農業マイスターがこれだものなぁ。
 この農家さんはず~とこういう事をしてきたのでしょう。農協や普及センターの言うとおりに。「虫や病気が発生したら農薬を撒く」「肥料は化学肥料が良い」「畜糞は土壌改良剤にしかならない」とかそんなことを聞いてきたのでしょう。そこでこの農家さんは自分で考えるのを止め、毎年毎年同じ作付け、種蒔き、収穫。寸分違わずです。まさにマニュアル人間ですな。
 ところでこの農家さんはもう年なので出荷もしてませんし、直売所にもだしていません。家族用と親戚用に野菜を作っています。それなのに、なんでもかんでも種を早蒔きします。早く育てるためにビニールも掛けます。・・・なんで?もう商品を出さないのなら、そんなに早蒔き早出しする必要ないでしょう?つまりこの農家さんはこれ以外の作付け方が分からないんですね。全ての作物には生育適温というのがあります。今年はなかなか寒さが抜けず。かなりの農家さんが困りました。しかし、こういう時も慌てずに暖かくなるのを待てば良いのです。確かに種蒔きや作付けが遅れれば収穫の日程や作業に誤差が多少出ますが、それは仕方が無いことでしょう。私たち農家は天候に対してある程度の対抗措置はできますが、それ以上の事は防げません。ここで焦って種を蒔き、作付けしても、芽は出ませんし、苗物は枯れます。それでまた蒔き直して土代種代を損するよりも、間違いない時期に作付けしたほうが、よっぽど得策だと思うのですが。
 それでも回りの農家は例年通りにトウモロコシの種を蒔き、上にビニールを張り早く芽を出させようとしましたが、寒すぎて9割以上は発芽しなくて土の中で腐りました。それでまた種を買い直して、蒔き直し。あーあ、トウモロコシの種は野菜の種の中でもかなり高いのに。あれで1本100円ぐらいかあ。割に合わないような気がしますが。まあしょせん人事。それでも種の袋の栽培方法ぐらいキチンと読みなさいよ。何て書いてある?トウモロコシの種は地温が~度以上になってから蒔きましょう。って書いてあるじゃない。地温ぐらい計ろうよ。地温計なんてホームセンターで安く売ってるし。
 まあとにも書くにも、既存の農家はもっと勉強しましょう。どんどん貪欲に技術を学ばないと、これからの時代は乗り越えられないのでは。私は今の農家の皆さんを見てるとエライ不安になります。

まだ続きます。②へどうぞ
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