新規就農のススメ

ARTICLE PAGE

農家の跡継ぎはなぜ継がないのか

 農家の息子や娘さんたちはなぜ農家を継がないのか。この事に関しては私も色々書いてきました。雑誌や新聞等も諸説色々と書かれています。しかし私は新たに「何故継がないのか」の答えを自分なりに考えました。
 
継がない理由としてよく言われるのが、「農業は食えない」です。確かに親が苦労して、働いているのを見て育つと「自分もああはなりたくはない」という考えが湧くかもしれません。そして農業みたいな汚れる仕事ではなく、クリエイティブな仕事?に就きたいのが今の若い人の主流な考えらしいですが、まあそれは置いといて、私が思うには、普通親の苦労している仕事姿を見たら少しでも仕事を手伝って、親の助けをしようと考えませんか?中にはロクデナシな子供がいるかもしれません。でも普通の感性を持つ子供なら、親の仕事を手伝い継ぐのが当たり前ではないでしょうか?なので「農業は食えない」という理由だけでは農業を継がないという理由には不十分のような気がします。
 私のような新規就農と違い、跡継ぎ農家は超激恵まれています。これも前述しましたが、まず農地がある。販売場所もある。施設、機械も全て揃ってる。技術は親が全て教えてくれる。家賃がかからない。まあ他にも多々ありますが、これだけでも新規就農に比べ格段に差があります。恵まれてるのが分かるはずです。では何故継がないのか?私は今現存する農家と言われる人たちがあまりにをしてきたからではないでしょうか?確かに歯を食いしばって苦労してきた農家さんも大勢います。その人たちは尊敬に値しますし、掛け値なしに凄いと思います。それは確かです。しかし、そのような農家は農家全体だとごく一部です。農家の数を100とするとそのような真面目な農家は1いないでしょう。ほとんどの農家が兼業農家で、農業を生活の主としていません。公務員をやっていたり、土方だったり、あとは不動産暮らしです。つまりマンション、アパート経営をしています。毎日うんこしているだけで、家賃収入が何百万も入ります。しかも兼業農家になっていますから、気が向いたらちょっと土をいじくっていれば、税金は大幅控除です。あとはまた高速か宅地化を待っていれば安泰です。こんな生活を見て育ったら跡なんか継ごうと思わないですよ!自分も不動産経営してのんびり暮らしますよ。まあそうでなくても、親が農業を本業にしていないのに子供が農業を選択するというのはほぼありえないですな。だって、親が農業を否定してんだもん。子供が継がないのも分かりますな。
 しかし、今の若い人にも原因はありますな。クリエイティブだかくりえいてぶ、だかなんだか分かりませんが、仕事を選びすぎではないのかなあ。ほとんど(私も含めて)の人が凡人なんだから、そんな目立った職種に就こうと考えないほういいんじゃあないのかな?都会は確かに仕事は多いけど、家賃はむっちゃ高いし、親元から離れるから、親の援助はほとんど受けられないしね。かなりの大学出てないとまともな仕事はほとんどないし。まして専門卒、高卒はかなりキツイ、もしそうならば何か特殊な資格がないと。地方で生まれ育つと都会に憧れるのは分かるけど、地方から出るほどのメリットはないような気がする。サラリーマンは定給が魅力だけど、引かれる税金の額が半端じゃないし、んでマンション買うローン組んだらもう人生見えちゃうしねぇ。都会は物価も半端ないしなぁ。親の職業継いで頑張ったほうが今の時代はいいと思うけどなあ。別に農業だけでなく、豆腐屋でも八百屋でも靴屋もなんでもいいんじゃないかな。サラリーマンはそんなに良い職種じゃあないよ。
 そういうことで、農業が衰退するのも時代の流れと言うことで。う~んライバルがどんどんいなくなるから農業はいいな!!
 
スポンサーサイト

10 Comments

sss  

No title

純粋に金の問題
というか、金が入らない時点で農業は職業とはよべない
ばあちゃん達がやってる趣味みたいなもんだよ
最近はそれにも飽きてきた雰囲気だけどね

それから若者は仕事を選びすぎってのはテレビの見すぎ
職安みてきなよ

2011/08/04 (Thu) 22:54 | EDIT | REPLY |   

百姓 参之介  

Re: No title

>SSSさん
その通りですね。農業は暮らしていけてナンボです。ボランティアや趣味ではありません。

確かに2011年8月の段階では就職率が61.6%らしいです。つまり4割近くの人が、職に就けない現状にあります。それでも農家は増えません。ということで、やっぱり農業は稼げない、魅力がない職業になるんでしょうね。

2011/08/05 (Fri) 11:19 | EDIT | REPLY |   

面積減らしたい男  

No title

すいません。
意見を言わせてください。

親父は建設業と田んぼの兼業農家でした。
そして今は、定年になったので米農家してます。

俺は将来継いでも、田んぼは辞めるか、規模縮小しようと思ってます。

そして会社員として働きたいと思ってます。

農家は経費が莫大なんですよ。肥料・農薬・機械代(ウン百万円が3機ほど)この3つだけでも、年間300万円近く引かれるんですよ。

それに田んぼを借りてる場合、小作料金も百数十万円払うことになる。

確かに、米は収穫期には莫大な収入がありますけど、3分の2は経費で持っていかれます。

1000万円あっても600万円は持っていかれるんです。

年収400万円あるというのは農業政策のなかで戸別補償という補助金があるからなんですよ。

年収400万円あるからいいとはいうけど、女性に好かれない農業青年は、親の後を継いだとしても、最後には年老いて自己破産するのが目に見えてるんです。

誰も手伝わない。
農業青年の未来は暗いんですよ。お嫁さんが来ないし、もちろん子供もうまれない。手伝う人たちもいなくなる。たった一人で膨大な耕作面積をこなさなくてはいけない。

30代や40代の時はいいですよ。

若いから。

でも年とってきて病気になったりしても独りでその田んぼをやって行かなくてはならないんですよ。

とちゅうで、倒れてもだれも助けてはくれないんです。

途中で倒れた場合、その年に使った肥料代、農薬代、機械のローンとか借金になってしまうんですよ。

TPPも始まる。

個人で農業をやる時代は終るんですよ。

家族経営で農業が成り立つには、時代が変りすぎた。

もし家族経営で農業を成り立たせるなら、両親が60代の頃には既に息子や娘は結婚して親になっていて、小学校か中学校に通う孫がいなくてはならない。つまり、祖父60歳代・自分達30~40代・子供10歳くらい。

しかし現状は、両親60歳代・自分(独身)30代・子供はいない。

これで田んぼを継ぐと、嫁さんは来ないから、たったひとりで田んぼと年老いていく両親を助けなくてはならない。

もし、もしですよ?

俺の立場なら、親父の跡を継いで米を作りたいと思えますか?


2012/08/01 (Wed) 15:07 | EDIT | REPLY |   

岳仁  

面積を減らしたい男さんへ

面積を減らしたいという思いには同感です。面積を集積して大規模化して農業経営の安定化をというJAと市のご指導により大規模農家が増えていますが、見ているとオヤジは20ha以上の稲作で子供は反発して、1ha程度の畑作をやっているのを周りで数軒います。話してみると若者は懸命でしっかり経営理論を持って経営しているから頼もしいです。稲作では20haで漸く経営出来ているという感じですね。見ていると勢いのあるオヤジは田んぼを増やし、病気になったオヤジは田んぼを手放す。元気のあるうちですね。自分とこにも田んぼを買わないかと行ってきますが、自分は買いません。稲作は収益率(23%)があまりにも悪すぎます。自分とこには畑を借りてくれという人が結構来ていて土地は結構、集まります。ただ、畑も身の丈でやらないと大変なのは身にしみているのいであまり増やしませんが。自分は野菜の規模拡大を考えていますが、今年は試行経営なので来年から本格始動です。農業は身の丈ですね。

2012/08/07 (Tue) 08:54 | EDIT | REPLY |   

-  

NO TITLE

農家の若者が農業を継がない理由に汚いとか農業では食えないとかあるでしょうが、最大の理由は平日はサラリーマンで休日は農作業という休日が少なくなる兼業に原因があります。

2013/04/29 (Mon) 09:16 | EDIT | REPLY |   

あ  

NO TITLE


貴方は農業をやればいい


でも私達は地方を出ていく


それでいいじゃん


私達にとっては農業はつまらないよ


貴方には分からないだろうけど



2013/05/28 (Tue) 21:11 | EDIT | REPLY |   

通りすがりA  

共感しませんでした

私は農家の長女に生まれました。

父と、父方の祖父は兼業しています。


親が大変そうだと思ったことはあります。
ですが、だから親の農業を手伝う気持ちになるのが当たり前のように思われるのは変な話です。


はっきり言いますと、記事を読んで少し腹立たしくも感じてしまいました。
貴方の一意見ということは承知していますが。

私は、貴方のように素直に農家を選べる方がとても羨ましく思います。

私からしたら貴方の方が贅沢です。

2013/10/30 (Wed) 02:25 | EDIT | REPLY |   

家は専業農家  

何度か表彰を受けたくらいの規模の農家ですが、それでもしんどいことのほうがあまりにも多くて
私はあなたのいうように恵まれてるとは感じられません。
まず、大晦日、正月、盆の墓参りの日、それ以外は土日祝日も休みはありません。GW?田植えで大忙しですよw秋の大型連休?稲刈りですわw
体壊したとか何か無い限り、毎朝暗いうちから夜まで。
台風が来たりしたら休める?ビニルハウスが壊れないように補強したり、作物が無事か見に行かないと行けないですよね。
稼いでも稼いでも、機械や設備の維持管理、経費、パートさんの人件費で手元にはほとんど残らず。
自分らの収入よりパートさんの給料の方が高いんですよw
それでも続けなきゃいけない。親が苦労して継いできたもの。手放すことこそ親不孝だから。自分がやりたかった事も諦めて、課せられた使命をただひたすら繰り返すだけ。
最初から揃っている、なんて思えるほど優しいものじゃあないです。ある分だけ手放すことも困難なのです。

長文、愚痴っぽくなってすみませんでした。苦しさを少しわかって欲しかったんです。
でもあなたみたいに前向きに農業に挑んでいける人を見ていると少し元気が出る気がします(^^)

2013/11/14 (Thu) 23:32 | EDIT | REPLY |   

通りすがり  

大分古い記事なので主様の考えも変わっているかと思いますが、
通りがかりにコメントします。

まず私が付かないのは、イメージが悪いからです。
勿論、農業を起業する人と違い条件が揃っていることは知っておりますが、
それ以上に自分の中でイメージが悪いからです。
そして、そのイメージがあまりにも長年によってこびりついてしまったからです。

私の場合は、

①紫外線を浴びて老化するシミができる
②長年、あとをつぎなさいと言われてきて農業に対する憎しみができたこと
③休みが不定期
④肉体労働=馬鹿のすること

これが大きいです。

下つは何とかできると思いますが、
それ以上にマイナスのイメージが強すぎて、農業自体を悪くを思っていませんが
自分が付きたいとは思えません。



あと、兼業農家で楽している家でそんなに多く聞かないです。
うちも兼業農家で父は、会社の役員クラスまで行きながら農業も土日してきましたが、
農業は祖父祖母父母(+地元の人や親戚)で楽をして来たどころかかなり大変そうでしたが。


あと私の周りの大学生で農業をしたいというものは誰も聞いたことが無く、
親戚にすら誰もいません。
それは参入障壁がある(農業法人が少ない)というのもありますが、
農業=労働者階級=知的じゃない=憧れない=大変=ダサイ=じじばばばっかり
という悪いイメージを長年マスコミや教育が植え付けて来たせいがおおきいのではないかと
思います。

また農業をして来た戦後の今じじばばの人がただ一日働いて、
プライベートもダサくて洗練されてなくて、みたいな生活を送っている姿が多く、
自分はそうなりたくないなと思う若者が大いからではないでしょうか。

私は私の家の人や、農家の人と話していると変なプライドがなくて、本当に心が現れるような
時があるのですが、
それでも憧れるかと言えばやっぱり憧れはしないんですね。
憐憫や懐かしさは持つのですが、自分が農業の担い手になりたいかと言われれば
なりたくないと思ってしまいます。

2017/07/02 (Sun) 15:15 | EDIT | REPLY |   

百姓 参之介  

Re: タイトルなし

>通りすがりさん。
私の既存の農家に対する見方というか、考え方はあなたの書かれた通りだと思います。その見方は今も変わっていません。ですが、それは別に見下しているとか、馬鹿にしているとかではなく、そういう世界でひたすら生きてきたモノとして接しています。諦めや達観に近いかもしれません。ですからこちらから何か変えるような事は言いませんし、行動もしません。今回の農業委員関係で特にその考えが強まりました。

私は何が何でも農家は跡を継げばいいなんては思ってはいません。ただもしも、農業をやろうとしたときに、親が農地を持っていたり、親戚が農業を少しでもしていたら、就農が少し楽になるかもとは考えています。

2017/07/02 (Sun) 17:07 | EDIT | REPLY |   

Post a comment