ホワイト農業研修所

2017.02.07(17:37)

何かのきっかけで農業に就きたい!と考えたけど具体的にどうすればいいんだろう?せや、ネットや、農業リクルートで募集している会社や、法人組織で農業研修を受ければ、資金は貯まるし、農業技術は学べるし、一石二鳥やんけ!と考える新規就農方が結構います。まあ、その気持ちや考え方はすんごい理解できますがね。なにせ、親や、親戚が農家で無い場合は農業にどう就いていいか分からない、というのが普通でしょう。とにかく何か手がかりが欲しいので、ネットでもバンバン出てくる農業研修に参加してみる。市町村でタイアップしているところもありますからね。ここで私が考える、真っ当な研修所、つまりホワイトな研修所とはどういうところか、考えてみました。


<ホワイトというか普通の望むべき農業研修所条件>

①定休がある。(最低週2日、祝祭日は求めすぎか?)

②定給がある。(ボーナスはせめて年1回ほしい)

③宿泊施設がある。(バス、トイレ、キッチン付き)

④労働時間がキチンと守られる。

⑤残業代が出る。(36協定が守られる)

⑥農業技術をゼロから教えてくれる。

⑦営業、販売のノウハウも教えてくれる。

⑧農地の斡旋をしてくれる。


こんなところでしょうかね。この①~⑧が守られていない所は行くべきではないですね。というか行く意味がない。ちなみに上記の条件を守るような研修所は、まずありませんので、ご了解下さい。私の場合は週一の研修でしたが守られたのは⑧のみでしたね。今考えると週一とはいえ、かなりのブラック研修所でした。その担当している農家さん自身はブラックでないと考えているから、また質が悪い。今でもまだ奴隷研修生を受け入れているのかなあ。今回、このような記事を書いたのは、あまりにもブラック研修所の相談が尽きないので、書かせていただきました。次はホワイトとは逆のブラック研修所の定義です。



<ブラック農業研修所>

①定休はもちろんない。

②給料が支給されるけど、中抜きされまくる。(明細が出ないことも)

③ブタ小屋みたいな、廃屋のような所に寝かされる。

④労働時間という概念が無い。(真夜中でも農作業をやらされるかも)

⑤農業技術でなく、永遠と単純作業をやらされる。(永遠と草むしり、草刈、荷物の積み下ろし、配達業と間違われる程の長時間運転等、農業の技術が必要でない作業)

⑥辞めさせてくれない。(国から、人を雇用すると経営者側に補助金が出るため)

⑦パワハラ、モラハラという言語が無い。(経営者の社会常識の欠如)

⑧日本語が通じない。(説明しても理解してもらえない)

⑨地域の有力者である。(機嫌を損ねると、この地域での就農がスーパー難易度に)

⑩無農薬栽培を謳っている。(農薬を使わないので、作業のほとんどを人力でやっている可能性あり)

⑪内閣なんちゃら賞とか、農協何々賞などを、自前のホームページにでかでか載せている。

⑫常時人手不足で、常に募集している。(凄まじい頻度で人が辞めていくから)

⑬何か宗教臭い。(自然を守るとか、地球を~とか、愛がどうとか)

⑭ワンマンである。(地方の会社は特に多い)

⑮家族経営である。(これも地方での特徴)


書き出すとキリがないですね。まだまだありますが、とりあえずこれくらいで。上記の全てに注意してほしいですが、私的には⑩と⑬は特に気をつけてほしいですね。最近相談されるときに、よく話が出ます。昔ですが(今もあるかも)ヤ〇ギシズムというのがありまして。ようするに新興宗教ですね。無農薬だ、鶏の平飼いとかで、一時期世の中にかなり浸透しましたが、いかんせん問題になり、悪い意味で有名になった組織ですが、その根っこというか、暖簾分けというような組織が全国いたるところに存在します。私の地域の近くにも、似たような組織がありまして、そこも無農薬野菜や、卵を扱っているんですよ。直接的には何があるわけでは無いですが、もしそこに知らないで就職してしまったら、ちょっとしたコトになるので特に気をつけましょう。そういえば、かつてのオ〇ム真理教も自然食品が元であり資金源でしたっけ。新興宗教でなくても、無農薬栽培を誇示しているところは、色々面倒くさい事が多いのでこれも気を付けた方が良いでしょう。


とにもかくにもブラックな所がほとんどです。これは意図したわけでなく、元々農業自体が家族経営を主として、人を雇用するのに向いていない職業だからです。農業は忙しい時と、そうでない時の差が他の業種に比べて大きく、それを普通のサラリーマンのように雇用すると、どうしても農業と関係のない仕事が増えてしまいます。経営者側は賃金を支払っているわけですから、当然あらゆる仕事をやらせます。遊ばしておくわけにはいきませんからね。そうすると研修生側は、農業に関係ない仕事ばかりやらせやがって、と反発して辞めてしまう。こんな感じで農業雇用がどんどん上手くいかなくなり、外国人研修生を雇うも、上手くいかず結局廃業というパターンも結構出てきています。ですから農業経営者側もよほど考えて人を雇用しないと、先行きがかなり危ないでしょう。ブラックな農業経営を運営すれば、だれも得しないと思うんですがね、貴重な若い新規就農者、使い潰してどうするの。



私は新規就農者に研修は必要ないと考えています。その理由は次回で。



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コメント
県、市町村がブラック農家をすすめるのは、許せないですね。
あいつらは、政策の推進だけ。
研修農家がやりたい放題でも、見てみぬフリ。
みなさん、農業フェアなどは十分に気をつけることが大切です。
【2017/02/09 22:42】 | ゆきおちゃん #- | [edit]
主様のブログ本当にその通りだと。
私も自分自身の体験からホワイト研修なんてものは無いということが分かりました。
新しく農業を始めたい人達が頼る所はブラック農家か何の役にもたたない市の人間だということも分からない訳でもないんですが。
これからやりたいと思う気持ちを潰してしまうあいつらには本当に腹が立ちますね。

しかし私事ですが、知り合いの方から農地を借りる事に成功致しました(喜)
これから出てくる問題は多々あると思いますが、負けずに頑張っていこうと思います。
次回の記事も楽しみにしています。
【2017/02/10 16:58】 | 若者 #- | [edit]
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