新規就農のススメ

ARTICLE PAGE

農家がいなくなる日

1990年から今年度の間に農家が爆減したと、農水省から発表されました。具体的な数でいうと480万人いた農家がどどんと192万人まで減ったそうです。ということは25年間経っただけで、480-192=288万人も農業から離れたことになります。これは多分兼業農家を含んだ数ですから、実際専業農家のみでカウントしたら、既に現存の農家は30万人いないんじゃあないかな?それで現農家の平均年齢が65歳と公表されていますが、これも微妙ですよね。私が農業を始める20年前ぐらいから、農家の高齢化~、後継ぎが~、平均年齢が65歳~と言われ続けてますがね。おかしいな。アレか、農家は65歳以上になると、歳を取らなくなるのかね?それとも不老不死かなんかか。どうにも大本営発表臭いですな。私の周りでは少なくとも65歳なんて若い農家はいねえ。というか専業農家(私含めて2人)がほとんどいない。TPPがどうのこうの前にこの国の農業がもたなそうなですが、それは。

 農業がここまでダメになった理由は、農協が~とか、補助金が~とか、農政が~とか、GHQの戦後体制が~とかありますが、大きな要因の一つは産業構造の変化ですね。第一次産業から変化。不安定な天候を商売にする産業から、確実的に商売になる、工業やサービス業へ。これは戦前から始まっていて、既に1960年代から、地方から人がいなくなり、農業は衰退すると言われ続けていました。それなのにこの国はなんも手を打ってきませんでした。農家や地方を黙らす、ごまかすための無駄な補助金漬け。私は農業に対する補助金を全否定しているわけではありません。農業先進国と言われる諸外国のほとんどが農家の収入に対する補助金が90%を超えています。これは、日本のようにただバラまき、補助金漬けにして、農家をダメにした減反政策のようなファッキン農政ではなく、自国の農業を守るための補助金は絶対に必要です。人は安きに流れます。働かないでお金をくれるなら誰だって、その流れに乗るでしょう。それをこの国は戦後今までやってきたのですから、今更手遅れどころではありませんよね。

 昨今のなかなか戻らない野菜高騰は、天候のせいだけではないと私は考えています。農家の大幅な減少、それと、ハウス栽培や促成栽培のしすぎで、日本全国採れる時期が重なってしまったのもあるでしょう。日本は南は沖縄から、北は北海道まで、細く長い列島です。気候もそれぞれ違います。それなのにここまで画一的な農業になってしまい、現在の状況があると思われます。まあ、トマトの旬がいつの間にか、夏から春に変わったぐらいですからね。ちょっとした本にも、トマトの旬は春と書かれています。しかないっちゃあ仕方ないですな。夏に収穫する農家はほとんどいませんからね。

 急に農協叩きが始まりましたが、農協潰してもこの国の農業復活は、まず無いでしょう。若い人が農業に就きやすくする為の法整備や、一番苦労する農地取得問題をどうにかしてくれないと、根本的な解決にはならないでしょう。兼業農家というわけの分からない存在を許している限り、この国農業はまだまだですたい。

 農家の離農も止まりません。私の地方でも20人近くが離農するそうです。それなのに新規はゼロですからね。人口自体の減りも半端ないです。そういや地方創生?再生?あんまし言わなくなりましたね。

スポンサーサイト

14 Comments

岩手のネギ屋  

利害関係の一致

離農者がとか、農業政策が!とか農水省さん聞き飽きたよ…とっくの昔からしっとるわ!それでも何もできないデショ!
個人的には
高度成長期以前から、国政に携わっていた人の大半が農村出身で農家を票田にしていたから
「日本は変わりました、農業も変わりましょう」なんて事を言って引きずり下ろされるよりも「補助金で皆さんを守ります!」と言う方が楽だったのでしょう。そしてそれを食い物にしてきたのが農協と農機、農具屋です。農家は基本バカなので金を左から右に流してお金が回ってると勘違いしていただけです。(自分の家の周りの老人は大体そうでした)
とある経済系大学の教授が言ってましたが
1ドル300円レベルまで農業が持続可能
1ドル200円レベルまでサービス業が安定的に持続可能
1ドル100円までが製造業
という指標を出してました。そういった面からもとっくの昔に日本の農業は破綻していたみたいです。
実際、人件費や消耗品、機械等を民間会社と同じように計算すると野菜の販売価格は恐ろしいほど高くなります。(注、野菜の種類による)資本主義的に言えばとっくに淘汰されているべき産業ですね。しかし食べないと生きていけないので補助金ブッコみ、農家の税制面を後押しし、日本全国兼業農家イエィ!ってする事で日本全国の農産品を異常に安くして国民に安心安全を低価格でさらにはさまざまな種類の野菜をお届けしていた、と共に資本経済を捻じ曲げまくってたわけで、金が無くなれば回らなくなる。農業出身の国政政治家が減れば補助金は減る。ようやっとツケが回ってきたのがこの頃ってことではないでしょうか?小泉議員も前世紀に農協バッシなんかした日には間違いなく消されていたでしょう。栄枯盛衰、農業族議員が強かったのも何時の時代の事やら・・・

それと日本の農機具は間違いなく世界一です。電子制御をふんだんに盛り込んだとんでもなく複雑な制御ができる小さな農機なんて日本以外では高くて売れませんからね。
ビニールハウスが売れるから農家を媒体にして補助金を収益にする。
農機具が高くても売れるから農家を媒体にして補助金を収益にする。そういった会社(農協)が跋扈していたのかと。
この頃の農機はやっぱり売れないみたいですね、機種は絞られて来てるし中華産、半島産パーツをふんだんに使いまくってコストダウンに努めてます。耐用年数なんて知ったこっちゃ無いです、壊れたら農家に買い換えさせますから。
農地集約もそうですけど何の取り得も努力もしない人間が権利ばかり主張するので余計にうまくいかないわけで・・・もうすぐ音を立てて崩壊するんだろうなと。その頃にあわてて大規模に何か政策を打ったとしても絶対成功しない。農業はすでにロストテクノロジー化している面がいっぱいありますからね。腐朽所の人がマニュアル片手に新規就農の農家指導しても何の役にも立ちません。
農作物が高騰を続ければ食えない人は中華産(外産)の安い野菜を食べるようになるでしょう。小規模農家が生産する国内の特殊品目はスペシャルプライスでの提供しか出来なくなると思います。それも今のうちはいいですけど戦争が起こったり、中国の政策がこのまま続くと生産国から消費国に変わり輸出はしなくなるので中華産野菜すら買えなくなるのは時間の問題です。
その時は安かろう悪かろうの輸入のまずい肉を野菜味に変えるふりかけでも作ってかけて食えばいいと思います。

2016/11/08 (Tue) 14:27 | EDIT | REPLY |   

神崎  

ん〜…

兼業してますが、農業もきちんと市場に出荷したり産直にだしたりしてますが、何がいけないのでしょうか?
離農者がダメで兼業がダメで。
そういう頭の固い人間達の集まりが新規就農者を遠ざけているんですよ。
新規就農者が中々いないって、そりゃそうですよ。
一旦農業者になれば国は手厚いですが、なるまでは厳しすぎますから。

専業だけでは食べていけず、やむなく兼業に行った方も知っていますがそれも貴方にとっては訳のわからない人間に入るのでしょうか?
人には事情があります。
むやみに批判するのは如何なものですかね?

2016/11/08 (Tue) 18:57 | EDIT | REPLY |   

ローグ  

根本がズレてるような気が

農家が専業だけで食べていけないことこそが根本の問題だと思うのですが。
やむなく兼業というのは、すでに農業がビジネスモデルとして破綻しているわけで。
農家でない人間からすると、専業で食べていける方法を模索し、ダメなら廃業するという方法を取らないのはなぜなのでしょうか。
ビジネスとして赤字経営部門を残し続ける意味が分かりません。
そこまでして農業したいのでしたら、もうボランティアに近いですよね。

それと企業には副業禁止規程というものがあります。
兼業ということは給料以外の収入を農業で得ているわけで、いわば副業です。
なぜ農家だけ副業が許されるのですか?

2016/11/09 (Wed) 09:41 | EDIT | REPLY |   

ローグ  

ああそれと

このブログを見ているので、私も収納には大変興味があります。
行政の支援は基本的に専業での新規就農を対象にしています。
私のようなサラリーマンがゼロから兼業農家になる方法があるのでしょうか。
ありましたらぜひ教えてください。

2016/11/09 (Wed) 09:45 | EDIT | REPLY |   

ローグ  

連投失礼

上記2つは神崎さん宛てのレスです。

P.S.
就農を収納って書いちゃったよ。

2016/11/09 (Wed) 09:47 | EDIT | REPLY |   

水呑百姓  

農地を持たず、借りている兼業農家は殆どいないし、そもそもそういうのは害がない。
兼業農家が農地を転用したり、転用を期待したりして、農地を農地として十分に活用していないのが問題。
戦後の農地改革で、結局こいつらみいな新たな既得権益者がつくられた。
こいつらの数が多く、農協を通じて団結し、特に地方で政治的に、農業ではなく、自分達の既得権益を守ろうと蠢いているのが問題。
小泉Jrが頑張ってるけど、この腐りきった既得権益の岩盤は、そうそう砕けることはないでしょう。

2016/11/09 (Wed) 20:43 | EDIT | REPLY |   

小松菜  

30万人はまだ多い

「農家」というのは農地をもっている人の総称。すべての「農家」が農業をやっているわけではないですよね。車の所有者がみな運送業を営んでいないのと同じ。
でも私のライバルの専業農家がまだ30万人もいるのか。これが1県100人、全国で5千人になればブルーオーシャン状態で仕事ができるのに。

2016/11/13 (Sun) 07:09 | EDIT | REPLY |   

たも  

結局

神崎とかいう人はちょっと突っ込まれると消えるわけね。
まともな反論もできないくせに批判がどうこう言われてもなぁ。
何も言わないから農家はバカだとか言われるのに。

兼業農家の自分としては、ビジネスに関してはローグさんの言う通り。
アパート建てても住む人がいるかも疑問な田舎だし本当はやめたいんだけど、農地を手放そうとすると関係あるなしに関わらず親戚がうるさいんだわ。
じゃあ誰か代わりにやるかって言うと、誰もやりたがらねえし。
こういうのも田舎の悪い特徴ですな。

2016/11/16 (Wed) 09:28 | EDIT | REPLY |   

神崎  

今日は

すみません。
たまたま見たブログだったもので。
今見たら、私のコメントで荒れているみたいで大変申し訳ありません。

これは、私の意見です。
私は飲食と農家を兼業し、ビジネスとして両立していますので、兼業が駄目だ。と言われて、そうですね。とは言えませんでした。

ちなみに私は30代女性です。
祖父母の土地を譲り受け、主に根菜類、ミニトマトその他20種類ぐらいを回しながら栽培しています。
夜は夫とフレンチレストランを経営しております。

2016/11/16 (Wed) 13:49 | EDIT | REPLY |   

またまた とおりすがります  

チャンスですね

農家がいなくなる→農地が余る&競争相手がいなくなる→農地を手に入れやすくなる&独占

考え方次第ですよね。

5年後の就農目指して修行中です。

2016/11/17 (Thu) 08:53 | EDIT | REPLY |   

小松菜  

今すぐ就農しなさい

またまた とおりすがります さん
5年は無駄です。
栽培技術はネットで調べれば大抵のことは解決します。
先輩農家のブログや農業試験場の発表論文などが参考になります。
今はたいした技術をもった農家はそういません。
ライバルは今後出てくるであろう新規就農者です。
先手必勝。

2016/11/17 (Thu) 17:24 | EDIT | REPLY |   

ローグ  

ありがとう

>>神崎さん
答えてくれてありがとうございます。
個人事業主でどちらも黒字になってるのなら問題ないと思います。(えらそうですいません)
ただ、世の中にはサラリーマンで兼業農家という訳のわからない輩もいるわけで…。
なぜ農家だけ副業が許されるのか。
国はなぜ兼業農家の存在を許しながら新規で兼業農家になるのを阻害するのか。

どちらにせよ、この国の農業は一旦滅びた方がいいですね。
これだけ利権まみれだと修正するより一から作り直した方が早いですから。

2016/11/17 (Thu) 23:33 | EDIT | REPLY |   

じーた  

>>神崎さん
あなたはちゃんと農業をやっているのですね。
素晴らしいことだと思います。

悪いのは無駄に農地を虫食い状態にしている元凶である兼業コメ農家とか、年金農家とかですね。
こーいう人たちが趣味半分で農業をやっているから担い手に農地集約が進まないのです。
本州でも10haクラスの面的に集約された農地を創出することは理屈上は可能なのですが、兼業農家が多すぎて農地が虫食いになっているので、現実的にはまったく不可能なのです。

農地の面的集約こそが農業の生産性を上げる一番の方法であるのは皆が知っています。でもそれを、なぁなぁで済ませてきたのが日本の農業の歴史なのです…。

2016/11/21 (Mon) 22:16 | EDIT | REPLY |   

バル  

結局は

農地法が元凶だよね。
ローグさんのように自分の出来る範囲で兼業農家になりたくても農地取得もままならない。
小泉の息子もこっちにもっと斬りこめばいいのに。

2016/11/21 (Mon) 22:28 | EDIT | REPLY |   

Post a comment