近況報告

2010.04.05(21:42)

 もう4月になり、さすがの私もうんこが漏れるぐらい、農作業が忙しくなってきました。そんな中で一つ報告をば。今年2月に新しく借りたばかりの農地を返すことになりました。まあ農地の広さは2000㎡程度の私が借りている土地の5分の1にもならない農地なのですが、地主さんのたっての願いと、売り上げを伸ばしたい私との意見が一致しまして、今年の2月から借りたのです。 その農地は10年以上も使用していなくて、土地の状態はスカスカでした。私はこういう土地には必ずマメ科を植え土地を肥やすのですが、いくらマメ科も肥料分が無くては育ちません。なので1000㎡あたり牛糞鶏糞ミックス堆肥を3トン以上撒きます。そんで1~2週間雨風に打たせます。それでじっくり堆肥の肥料分が染み渡った頃に軽く掻き混ぜ、そこから植え付けします。まあ今回はそこまで行くまでに近隣住民からクレームが入りダメになりましたが。その農地は4面新興住宅に囲まれていまして嫌な予感はしましたが案の定でした。私の使う堆肥の臭いがキツいと、撒いた堆肥が細かく飛散するとかそんなカンジです。でもまあ農地なんだから当たり前の事と言ってはそうなんですが、今は住んでいる人が強いワケですからこちらの意見はあんまり通じません。開き直ってガンガン作業しても構いませんが、そこは借りてる立場もあってそうはいきません。地主さんは「そんなこと構わず作業してくれ」と強く言ってくれましたが、こういうケースはまた必ず言われます。例え堆肥を使わなくてもです。クレーマーというのはそういものです。「電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも」ってやつです。こういう時は早めに損切りするのがベストでしたので、早めに地主さんに事情を話し断らさせて頂きました。元々口約束の農地契約だったからこういう風にできました。地主さんはかなり引き留めてくれましたが、こういうケチが付いた農地は後々確実にトラブルに繋がります。早めに断った方が吉です。本当に作付け前で助かりました。これで種を購入して撒いた後だったらたまりません。多少堆肥は撒きましたが安いモンです。
 しかしこのような実態も、日本の農地政策のメチャクチャ具合がよ~く出てます。農地と宅地を混同してしまうからです。これが現在の農業問題に深く関わっています。だってそうでしょう!2束三文の農地が宅地にしたら100倍、場所によっては1000倍になることを味わってしまった農民が真面目に働きますか?私だったら働きません。農業やってチマチマ稼ぐよりもマンション経営やって毎日遊んで暮らします。
 人間は楽なほうに楽な方に流れます。私はそれが悪いとは言いません。人間の本質なのですから。いまさら車、電気製品、パソコン、農業に至っては耕耘機、農薬、科学肥料、捨てられますか?あんだけ農薬や除草剤が人体にどのような影響を及ぼすかは、あんなに公表されても使用者は減る気配がありません。つまり一度味わってしまった楽には抗えないと言うことです。
 農地と住宅をキチッと区分けして住み分けていれば、ここまで農地問題は起きなかったでしょう。まあいまさらなんですが。ちなみにヨーロッパではこういう事は抜け目なくキレイにやってます。うらやましい。
 最後に、農地を借りる際は事前調査をしっかりとしましょう。慣れたと思っていた私でさえこうですから、気をつけましょう。
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