新規就農のススメ

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ブラック農業

長野県の川○村という農村が、今雇用問題で大いに揺れています。問題になっているのは外国人研修生を対象とした、賃金、労働環境です。どのくらい酷い状態だったかというと、時給が最低賃金どころじゃないン十円だったり、勤務時間が午前2時~午後5時までだとか、宿舎が廃屋寸前で、風呂無し、シャワーのみとか。勝手に外出してはダメだとか。とにもかくにもこのブラックてんこ盛りは、かのブラックのベストオブベストのワ○ミやす○屋、ユニ○ロを遙かに上回るブラックぶりもはやブラックを超える漆黒企業といっても過言ではないでしょう。まるでベジータの戦闘力18000にビビってたら、さらにフリーザの戦闘力は530000だったンゴ・・・。みたいな感じですね。
 元々この村は前々から「奇跡の村」とか言って高原レタス栽培で有名になっていた村でした。あらゆるメディアに特集され、ここのレタス農家の平均年収はなんと2500万!私も旅行やなんやらでこの側を通った事がありますが、家はお城みたいな高級瓦作り、ガレージが併設していて、高級車がゴロゴロ、門柱は大理石というどっかのなんちゃらジャクソンの家かと思うほど、スンゴイ作りでした。その時はレタス農家って儲かるもんだなあと素直に思いましたが、裏を返せばこの体たらく。人件(人権?)費を無視してこれだけコキ使えばそりゃあ儲かりますよ。そんでこの村の人達の言い訳がまた酷い。「農家だったらこれくらいの労働時間は普通だ」そうです。じゃあ自分たちで率先して全部やって下さい。365日24時間フルタイムでどうぞ。そんな無理無茶を労働者側に強要しないでほしいですな。日本人のアルバイトが集まらないからって、外国人労働者を奴隷のように扱う理由にはなりませんぜ。まずは自分たちが見本となる奴隷並みの働きを見せつつ、自分の息子、娘、親戚連中をコキ使いまくりまくってから、同じセリフをキリッと吐いて下さいなっと。
 あまりにも酷いブラックさに県や国、果ては大使館まで苦情がいくレベル。しかもこの問題、ここ最近ではなくかなり前からやっていた感じがありますね。どうも自治体とか農協は黙認していたみたいだし。まあこんだけ有名になったし、数少ない農業の成功例?だし、大事な高額納税者さまですから、あんまり強気にはでられないってトコロですかな。ということでこの自治体は東京入国管理局から5年間の受け入れ停止処分を受けました。この処分を受けて村は「研修生がいないとやっていけない」とおっしゃってるそうです。だから自分たちでやってちょうだいよ。それでも回らないのならさっさと廃業して下さい。
 このような問題は茨城県の鉾○でも同様に起きてます。こっちはメロンの大産地。賃金未払い等で大きく揺れてます。もちろんこのような問題は農業だけではありませんがね。しかし、どうにも農業の仕事、研修というのはハイパーブラックが多いですな。基本が肉体労働という仕事内容それに付け加えて農家という特殊人種。自分の同業者を悪くは言いたくありませんが。それでも新規就農者の人達は苦労しているせいか、そこまでブッ飛んでる人はあんまりいません。それに比べて代々農家の人はなかなかに濃ゆい人がほとんどですね、悪い意味で。これで「若い人は体力が無い」とか「根性が無い」とか平気で顔して言っているから本っ当迷惑以外なにものでもないですな。こういうことが日本全国でまかり通るのなら、この国の農業は一度ダメになった方が良いかもしれません。大事な若い人材を浪費して、外国人を貶めて外交問題まで発展する可能性がある農業など保護する必要があるのでしょうか?
 

 





何度も書きますが、新規就農を目指す人は農業研修は止めときましょう。色々な研修先の話を聞いてますが、ロクな話を聞いたことがありません。農業研修をしつつお金を貯めて農業をやりたい!と言う人も多いですが、お薦めしません。同じお金を貯めるなら別の職種にしましょう。研修といいつつ、草むしりしかさせないとか、一日ハウス内の水やりとか、延々と畑に堆肥を撒き続けるとか、研修する必要の無い内容ばっかりです。こんな事は自分で農業始めたら嫌でも身に付きます。習うほどのことでもありません。苦労するなら自分の畑の為にしましょう。その方が5兆倍マシです。
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13 Comments

四の助  

お疲れさまです。どうにかうまいこと、盆暮れ正月、一週間くらいの季節休を作りたいのですが、(チェーンレストランへの)卸に手を出してしまい発注が途切れないので、無休です(笑)。元々ハードな環境に抵抗力があるのでわりかしこなしているんですが、連休がとれるような販路ってどんなところがありますでしょうか。
ご教示いただければ幸いです。まじめに働きたくないので(笑)。

2014/12/26 (Fri) 19:46 | EDIT | REPLY |   

百姓 参之介  

Re: タイトルなし

>四の助さん。
商売繁盛でなによりですね。新規就農で最大難関の販売先問題も難なくクリアーとは、先行き恐ろしい有望農家候補ですね。良い意味で。

チェーン系列はシビアですよね。それこそ寝る暇もないくらいに。知り合いが生協に卸しているのですが、発注数がハンパ無いので、それに応えるため身体をブチ壊しました。今では見る影もなく生産量を大幅に落として細々と栽培しています。

私も無駄なことが人一番嫌いな面倒くさがりなので、販売先には悩みました。シコシコ卸す直売所やスーパーはどうにも面倒くさいのと、労力の割には稼ぎが少ないので、私は主にドガッと卸せる所に売り先が集中してます。例えば病院とか、介護施設、個人レストラン、ホテルもいいですね。学校給食も入り込めればデカイです。インターネットも高額単品作物なら結構いいです。転売屋つまり八百屋もいいですよ。多少安くても畑まで採りに来てくれて、現金支払いなら多少安くても悪くはないです。上記に挙げたのはお盆や正月に休みが多いので私も休めます。正月はなんだかんだで10日は休めるかな?それでも根が貧乏性なので作業が無いときもなにかしらちょこちょこ仕事はしています。自営業は身体が資本ですから、何があってもいいように、ちょこっとずつでもやっておくと不測の事態に対応しやすいです。まあ、無理をしないのが一番ですね。そうしないと自営業である農業を職として選んだ意味がなくなりますから。


販路の拡大は毎年のテーマですが、私の場合は嫁さんの確保が最重要課題であり急務を要します。

2014/12/26 (Fri) 20:34 | EDIT | REPLY |   

研修生  

私も研修していますが
参の介さんのおっしゃること よくわかります
私の研修先だけなのかなぁ と思っていましたが 大概 こんなもんなんですかね
だとすれば正直 私も 農業研修はおすすめしませんね となれば 認定就農者になる という道も すてるしかないのですが
補助金もらってもいいことなさそうです
正直 認定就農者にしてあげる といわれても 辞退したほうがマシかも という考えになってきています
ただ 農家そのものになるのも 新参者には困難ですから
本当に農業というのは
新規参入が むつかしい業界なのかもしれません
農業したくて飛び込んだ世界ですが
作業自体は嫌いじゃないですが
研修(という名の労働)内容や待遇の劣悪さ
に がっかりです
この先どうなるのか 不安でなりません

2014/12/26 (Fri) 22:06 | EDIT | REPLY |   

ももたろう  

研修

もうじき研修も終わり来年度より千葉県の北東部にて露地野菜で就農予定です。自分が研修に伺った農家さんではそこまでブラックという感じはなかったですがやはり家の人は夏だと朝5時~夜7時くらいまでやってましたね。参ノ助さんのブログは非常に参考になり初期のハウスはやめました(育苗用のみです)。
土地探しここが本当に辛かったです。幸い周囲の皆さんの協力で何とか確保できました。人のつながりの重要性を実感しました。新規就農目指す皆さんも頑張ってください^^

2014/12/28 (Sun) 07:04 | EDIT | REPLY |   

ゆきかめ  

今年、新規就農しました

農家での研修なしで新規就農しました。
55歳でしたので年齢もギリギリ。
たまたま、JAの栽培講習会で家庭菜園並みの講習を受けていた事で技術面の研修はOKしてもらえました。
その他の知識は長年事務職やリサーチ、デザインの仕事をしていたのでその点を考慮してもらえました。
知識や技術も大切だけど実践してみると社会性というかどんな物を誰に向けてどれだけ作るかという事が重要ですね。
一に体力ということはもちろんですが、ある程度プロデュース能力が必要だと思います。
私も、品目ごとにエコファーマーを認定してもらいながら無農薬栽培に移行していこうと思っています。

2014/12/29 (Mon) 07:36 | EDIT | REPLY |   

みのる  

16年前、ワンシーズンですがその村で働いていました。
レタスと自然以外何もない村で、治外法権とでも言いましょうか、その村のみで小宇宙をつくっていました。村の多くは同じような名字だったりします。つまり、村イコール同じ一族でした。

朝4時に起きて、トラクターの明かりを頼りに収穫開始。昼休憩を挟み日暮れに作業終了。バイト衆は村の銭湯で入浴。夕食をとり、すかさず深い眠りに入ってました。休みは豪雨の日のみで、一か月休みがないなんてことはザラでした。
あまりの激務の為、このご時世バイトにも関わらず「夜逃げ」が頻発してました。バイト代が入った深夜、村を出るのです。交通手段もない中、そうでもして村から逃げたかったのでしょうか。
私自身何度も逃げようかと思いましたが、「こんな奴らに負けてたまるか」という若さゆえの意地があり、どうにかワンシーズン勤めきりました。

その村は当時、野菜の価格をコントロールするために、とれ過ぎた日は村ぐるみで廃棄をしていました。
農家の子たちは中学生くらいからトラック、トラクターを普通に公道で運転し、農家の長をわれわれバイト衆は「御屋形様」と呼ばされてました。
バイトに支えられ一年の出荷が終わると、その村は冬季のバカンスに入ります。年の半分働けば、十二分に食ってゆける豊な村でした。

その後、風のたよりで知りました。もう日本人のバイト衆などおらず、研修と称した中国人メインになっていると。
そして、今回。そこにもメスが入ったわけですね。

16年前、村の農家が言ってました。
「昔、ここは米もろくにとれず、ずいぶん貧乏した。だから今、少しくらい良い思いしてもいいだろ。」

2015/01/01 (Thu) 11:48 | EDIT | REPLY |   

シースー  

いつかは露地農家といつもromってるしがないサラリーマンです。

川上村の件、だいぶ前から問題があったんですね。


ttp://my.shadowcity.jp/2014/12/post-6227.html

※※※※ 引用開始 ※※※※

中国人が入る前までは、 日本人の学生バイトを使っていたわけです。その 頃から、酷い待遇は評判だったw 最寄り駅に は、レタス農家の悪口が落書きされていたらしい w

※※※※ 引用終了 ※※※※

お邪魔しました。


2015/01/03 (Sat) 14:40 | EDIT | REPLY |   

百姓 参之介  

Re: タイトルなし

>研修生さん。
農業界自体が巨大な既得権益の集合体であり塊そのものなので、新規参入は困難を極めます。これを正すには戦後の農地改革クラスをかまさないことには、農業の復活は絶対無理でしょう。

農家になるには農地さえなんとかなれば、農家になれます。認定就農者になる必要は1ミリもありません。割のいい補助金はほとんど既存農家にしか回りませんしね。無駄な資格の最たるモンです。

既存農家は新規就農の研修者にはムチャクチャ厳しくコキ使うのに、自分の子供達には一切そのようなことはさせません。まあ、これは農業だけではありませんがね。それでも納得出来ないのは確かです。

2015/01/07 (Wed) 18:26 | EDIT | REPLY |   

百姓 参之介  

Re: 研修

>ももたろうさん。
農地と売り先さえなんとかなれば、農業としてどうにかやっていけます。頑張って下さい。

2015/01/07 (Wed) 18:28 | EDIT | REPLY |   

百姓 参之介  

Re: 今年、新規就農しました

>ゆきかめさん。
55歳!!!凄いですね。よく決意しました。

農業はとにもかくにも売ってナンボですから、営業能力は本当に大事です。新規就農は大体販売で行き詰まりますからね。ゆきかめさんはその点安心ですね。

それでも身体が大事なので、その辺上手く付き合いつつ頑張って下さい。

2015/01/07 (Wed) 18:33 | EDIT | REPLY |   

百姓 参之介  

Re: タイトルなし

>みのるさん。
大変参考になる有力情報ありがとうございます。

まるでリアル八つ墓村ですね。農業界の蟹工船そのものですね。農業の狂気な部分を集約させたのがこの村という感じがします。読んで背中がゾワッとしました。

農家恐ええ!

2015/01/07 (Wed) 18:40 | EDIT | REPLY |   

青チュン  

こんにちは参之介さん
私は畑作ではありませんが農家を目指しています。
農業は辛い仕事だから皆やめていくと言われがちですが、実際はこのような人とは思えない実態を見て去っていくのではと思っています。

自分もおかしいと思いながらそれらを指摘したら、就農ができなくなるのでは…と情けなくなりますが黙ってしまっています。
ひどい事をしている人がお偉いさんなのは、とても恥ずかしいことだと思います。

こういった事がもっと広まれば消費者が減って生産者の首をしめるということになぜ気づかないのでしょうか…

2015/01/08 (Thu) 19:31 | EDIT | REPLY |   

カバチタレ  

私もやられました

はじめまして。20年以上のサラリーマン生活に終止符を打ち、この春から一家で移住し新規就農を目指して研修を始めました。後継者のいない農家を引き継ぐいわゆる第三者継承です。農家のブラックぶりは重々承知のうえでしたが、まさか自分がそのようなところに当たってしまうとは考えも及びませんでした。
最初の顔合わせのときは、ブラックのかけらも見せなかったのですが、こちらが退路を絶って覚悟を決めいざ来てみると・・・
あとはご想像に固くないと思います。
労働時間や仕事のきつさは問題ないのですが、人格を否定するようなことばかりを罵られ、挙げ句の果てには私達がまるで乗っ取りに来たようなことまで言い出す始末。
たまらず研修を中止せざるを得ませんでした。
近いうちにここを離れて別の地域へ移り、また新たに研修を始める予定ですが、また同じ目に遭わないかとトラウマになってしまいました。
ちなみに業種はスーパーブラックと言われている酪農です。酪農の場合、初期投資が大きいのでどうしても国や自治体の支援が必要になるため、1年以上の農家や法人での研修義務が課されます。
酪農家が減って大変だと言われている昨今ですが、こんな状態ではやはり日本の農業に明るい未来は1ミリもないのでしょうね。

2015/09/11 (Fri) 19:05 | EDIT | REPLY |   

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