新規就農のススメ

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オクラを作付

オクラは1年中お店に出回ってますが、やはり真夏の野菜でしょう。オクラは何故か生産量が落ちており、私の近隣の農家さん達はほとんど作付けしません。作っても自家用ぐらい?オクラは農家にとって、単価が微妙に安く、且つ収穫期間が短いというのもあってあんまり重要視されていません。ですが今年の夏、いや去年の夏もオクラは地元でも外でもよく売れます。夏の野菜の売り上げ貢献度はスイカやトマトには及びませんが、それらに迫るダークホース的な存在ですな。キュウリやナスのように、苗を作る手間や、支柱を立てる手間が掛からないので、私には非常に手軽な作物と言えるでしょう。ああでも、収穫が少し面倒くさいか。
ほんでは私流のオクラ栽培方法です。私の栽培の仕方は一般のと少し違います。ですが、この栽培方法を実践すると、「収穫しやすい」「収穫期間アップ」「少ない面積で多収」とプラス要因が増えまくります。順次解説していきます。

①種蒔き時期
5月上旬~下旬まで。オクラは寒いのが超嫌いなので、ある程度気温が上がりきってから蒔きます。そうしないと、発芽率がアホみたいに落ちます。

②畑の準備
畑には元肥とか石灰とか余計なモンは入れません。マルチングは必ず必要です。オクラは葉が茂るので、草取りがかなり面倒です。その為のマルチです。マルチ幅は90でもいいですが、収穫作業を楽にするために135でもいいかもしれません。マルチの上には肥料代わりの鶏糞をブチ撒いておきます。これで追肥とかはいりません。

③植え幅・種の蒔く数
列間は70~100ぐらい。種を蒔く間隔は40センチで。種は直播きです。苗は植え替えが面倒すぎるので、やりません。それに直播きの方が根を傷めないせいか、丈夫に育ちます。一つの穴に3~4粒、発芽率や、虫にやられる数を考えて、多めに蒔きます。すると2~3芽が出ます。間引きはしません。ここに私流のオクラのコツがあります。種の蒔く間隔を短くして、多めに蒔くことにより、一本一本あたりが狭く競いあいます。そうすると背が低くなり、実が徒長しにくくなります。オクラは通常、収穫していくたびに上にガンガン伸びますので、収穫がしづらくなります。しかし、植え幅を狭くすることにより、ず~と、低いまま収穫できます。そして、1穴に数本生えているので、その分収穫数が増大します。そうですね、最低8月いっぱい、頑張って9月中旬ぐらいまでは収穫できます。

④注意点・その他
オクラは台風にも、大雨にも強いです。根の張り方がハンパないのでね。虫害にも強いです。しかし、乾きには微妙です。あまりにも雨が無いと、収穫が結構落ちます。降れば元に戻りますので、灌水できるのならそうのほうがいいかな。ちなみに私が使っている種の品種は「タキイのグリーンソード」です。ソレの1000粒入りを2袋使っています。今年は変わり種で島オクラを植えてみましたが、なかなかに面白いですな。この品種は暑さに強く、粘りが通常のオクラよりも強いです。来年は増産かな。売るときはいちいち方向を揃えて袋に入れません。実の大小関係なく、適当に入れます。そんでもお客さんはモリモリ買っていきます。綺麗に入れても使うときは出すので関係ありません。余計な手間は1ミリでも省きましょう。

とにかくオクラはお薦めです。身近な作物なのに、農家の間では身近ではなくなっている、そんな作物ですね。経営の柱にはなりにくいですが、それを支える柱にはなりうる作物です。バンバン育てていいでしょう。
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4 Comments

ショーン  

とても具体的で参考になります。オクラは単価が安すぎですよね。スーパーでは10本100円で売ってました。
ズッキーニはよく売れます。特に若い人に売れます。初夏はあふれかえってますがだんだん品薄になってきます。植えっぱなしでもよく育つので作りやすいです。成長が早すぎるのが少し欠点ですが。

2014/08/21 (Thu) 01:57 | EDIT | REPLY |   

長崎の研修生  

こんばんは

おひさしぶりです 大雨が長引きましたが そちらは大丈夫だったでしょうか? 野菜の値段がずいぶん高騰しているようですね

オクラの栽培方法 ありがとうございます
たいへん参考になりました 「苗丈を低くする」のはいいアイデアだと思います 株間を広くとって 一箇所に2~3本育てる ということでしょうか? 窮屈に育てたら逆に徒長してしまうということはないのですか?

私が 今年 実験的に栽培したオクラ(4株)は 1株に1日1本しか収穫できませんでした これは 少ない量ですか?

ほかの方も勧めている ズッキーニも気になる野菜ではありますね ただ イメージとしては 手がかかる場所を取る というイメージですがそんなことないのですかね?

わたしの経験では 野菜はなんでも売れます 笑
ですから やはり 何を作るか の決め手となるのは
「作業の簡単さ」ですね
例えば ミニトマトなんですが もしヘタが取れないように収穫しようとすると結構 収穫は大変ですが ヘタが取れてもいいなら
収穫はかなり簡単になります 値段を安くしてでも 
ヘタを無視して収穫したいです 笑  

2014/08/23 (Sat) 21:09 | EDIT | REPLY |   

しげちゃん農園  

こんにちは
今年は7000本のオクラを栽培してます
超密植なので採れる量が少なくなって1日に4500個ぐらい収穫してます
1日500袋弱販売してます
1袋150円なので1日の売上6万円くらいかな 
オクラは雇用の為にやってるだけなので60日間で終わります
露地栽培で10アール2ヶ月で300万円以上稼げるから悪くないですよね
オクラを市場へ出荷したら地獄ですね(笑)利益になりません

2014/08/28 (Thu) 17:29 | EDIT | REPLY |   

百姓 参之介  

Re: こんばんは

>長崎の研修生 さん。
雨は千葉県は影響ほとんどありませんでした。
野菜の値段の高騰は、毎年この時期必ず起きます。私が就農してからず~とです。8月は丁度夏物から、秋、冬作に移行する時期なので、1年で作物が最も枯渇する時期です。量が無ければ当然高騰するので、別段特別に驚く事はありません。それに高騰といってもせいぜい50~100円増しぐらい。いっきに1000円ぐらい上がったらスゲエ!!とは思いますがね。まあ、多少天候の左右はありますが、そろそろ台風シーズンですから、また影響はあるでしょう。

オクラは狭く植えても徒長するというのはありません。肥料のやり方もあるんでしょうけど。

1株1日1本なら普通じゃないかな。少なくないと思いますよ。

ズッキーニは収穫時期が短い感じがするんですよね。場所もとるし、値段も微妙なので私はやりません。カボチャの方がカット4分の1で250円、1個1000円ですから、美味しいですな。

ミニトマトのへたは、私は付けてません。市場に出荷してないのですし、へたは食べられませんし、へたを残そうとしたら無駄な手間がかかるし。
ミニトマトは1袋200グラム入りで、200円。1回で300袋ぐらいは完売ですね。やっぱり来年も300本ぐらいは植えるかなあ。でも手間が・・・。

そうですね、野菜は基本何でも売れますね。特にまた隣の中のつく国が、色々とカマしてくれるので、国産作物の需要はもうまさにストップ高です。その中で自分がどれを栽培するか、考える事はいっぱいありますな。

2014/08/28 (Thu) 17:50 | EDIT | REPLY |   

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