農地を借りるために

2013.11.17(18:32)

前回からの続きになりますが、なんとか自分の条件に合う農地が見つかった、地主も貸してくれそう。そうなったらいよいよ農地交渉です。ここですぐに地主の所に行って、易々と簡単に借りようとしてはダメです。その前に色々手順があります。何度も書きますが、新規就農者の我々はネギカモです。あらゆるリスクヘッジを考えて、事前準備をしなければいけません。
 
①まずは地主にアポイントメントを取りましょう。
すぐに借りて、耕したい気持ちは分かりますが、アポも取らずに押しかけてはダメです。紹介してくれた人を通すか、事前に電話連絡して、在宅時を聞きましょう。その時もなるべく怪しまれないように、丁寧な礼儀を徹底しましょう。相手の機嫌を損ねたらアウトです。こっちにとっては「借りてやってんだ」という気持ちでも、向こう側は「貸してやってんだ」という態度は崩しません。特に地方ではアポを取る方は何故か非常に少ないです。行政の方でも平気でいきなり自宅まで訪ねてきたりします。この携帯やメールが全盛な時代にでも、です。向こうがそうでもこちら側は、キチッと、アポは取りましょう。せっかく訪ねて行ったのに不在だと、無駄足もいいとこです。

②手土産を忘れない。
すんごい基本の事かもしれませんが、コレができない人はまあまあいます。余談になりますが、先日なんかの農業記事にするというので、私が1時間足らずのインタビューを受けました。私はその日珍しく予定が詰まっていて、断る気マンマンでしたが、記事にする方がどうしてもというので、無理やり時間を作りました。待ち合わせの場所まで自腹で行って、私は手土産を持っていきました。そしたらあっち側はなんも無し!もちろん金銭的な事は善意でやってるので、要求しませんが、それでもねえ?1時間以上付き合って、何もなし。しかも送られてきた記事には私のこと1ミリも書いてねぇ・・・。こういうのってすんごい失礼だと思うんだけど、どうでしょう。その人たちは結構大手会社の方だったのに。
 話はずれましたが、こういうのは菓子折り一つで印象は随分変わるもんです。ちょっとした物で結構ですので確実に用意しましょう。裏で「アイツ、何にも持って来なかった」と言われないように。向こうは自分のために時間を割いてくれるのですから、そこはお礼の意味として用意しときましょう。斡旋してくれる方がいたら、そちらにも用意しときましょう。でもこういうのって生きていくうちに覚えないのかな?

③農地契約はキチッと書面で。
「ああ、借りていいよ、いいよー」という言葉を信じてほいほい耕してはいけません。ある日突然あなたがモスバーガーのモスチキンが無性に食いたくなるのと同じように、地主の気分が急変することが多々あります。それというのも、農地の地主は大体高齢者の方が多いです。そうすると、まあ、アレです。記憶の方がちょいと疎かになります。つまり言った、言わないの現象が起きる訳です。あとは、そこの土地の再開発が始まったりとか、その地主当人が亡くなってしまったりとか理由は色々あります。その時あなたが何年もかけて土作りをして、やっとまともな作物が採れ始めた矢先だったら、メガトン級のショックなはずです。それらの問題を防ぐためにも、農地の貸借は農業委員会を確実に通しましょう。もしもソレができなくても最低書面の契約は絶対交わしましょう。口約束はダメ中のダメです。本当はさらに契約を確実にするために、誰か第3者の方がいてくれると、安心なんですがね。

④機械の貸借はしない。
これも結構ある話なんですが、地主が「ウチにある機械は好きに使っていいよー」という言葉を信じて、機械を借りてはいけません。借りたら最後、「あんたが使ってから、機械の調子が悪くなった」と、覚えのないことを言われて、法外な修理代とか使用料をボラれるかもしれないからです。その機械が動かす前から、壊れていたとしてもです。もしも、好きに使っていいと言われても、やんわり断りましょう。それに自分の機械だったら、それこそ誰に気兼ねなく好きに使えますからね。本当に必要な機械は購入しましょう。地主とのトラブルは避けましょう。


以上で上手くいけば、農地を手に入れる事ができるはずです。しかしまあ、こういう交渉事は経験がすんごく必要なので、難しいといえば難しいかもしれません。それでも、この記事を読んで少しでも、無事に新規就農の方が農地を手に入れられることを望みます。
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