ソラマメを作ろう③

2012.11.10(18:30)

種まきに入ります。ソラマメも他の作物と一緒で、直播きか、ポット育苗かに別れます。私は以前までは種の発芽率が心配で(値段も張りますし)、全てポット蒔きでした。しかし、近年試しに直播きを試してみたら、ポット蒔きと発芽率がそう変わらなく、しかもポットから移殖する必要が無いので、成長も早く、収穫もポット蒔きに比べ1週間近く早まる事が分かりました。ソラマメでの収穫が1週間早まるのは、後の販売量に大きく関わりますから、かなりありがたい事です。成長を早めるためにビニールを張ったり、マルチを引く必要が無くなるわけです。
  何故直播きの方が成長が早いのか?それはポットと違い一度根をあげる(切る?)必要がなく、定植後の苗が活着するタイムラグがありません。よって、そのまま畑で育つので成長も早く、収穫も早くなるのでは?と考えています。これはあくまで私の推測ですが。
 種の準備が整いましたら、畑の用意です。土はマメ科なのでそこまで肥沃でなくても、いけるとは思いますが、一応肥やしといて損は無いでしょう。そしたらソラマメの最大のポイントとも言える、植え幅です。通常ですと、ソラマメの植え幅は、列間50~70センチ、株間を30センチ程度にしがちです。これはソラマメの倒伏を防ぐためだとは思いますが、ココが病虫害を湧かす原因にもなります。特にアブラムシの発生は慣行農法農家はもとより、有機農家さえも苦労します。アブラムシは一度湧いたら、その樹はもうほぼダメになりますからね。これが両農家にソラマメが嫌われる一因にもなっています。ではどう防ぐのか?私の場合は、植え幅を倍に取ります。つまり列間140センチ、株間50センチです。「広すぎるのでは?」と思われるかもしれません。しかしコレがミソです。こんだけ間隔を広げることにより、風通しを良くし、病害虫の発生を防ぎ、色々な作業性をアップさせます。そしてソラマメの花が擦れるのを防ぎ、収量はアップ、実も大きくなります。しかし「それでは樹が倒れやすくなるのでは?」という問題点もあります。確かに間隔を広げたので、多少倒れやすくなります。が、収量はほとんど変わりません。春の大風が吹き荒れて、斜めに樹が傾いても、大丈夫でした。まあ、何千本もあるわき芽の数本はちぎれるかもしれませんが、それくらいは被害のうちに入らないでしょう。
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コメント
堆肥だけの栽培でそんなに病気が出ないというと、成分バランスが良く取れていると思うのですが、土壌分析はしていませんよね?
【2012/11/13 18:25】 | ショーン #- | [edit]
>ショーンさん。
土壌分析はしていません。というか、しても意味があんまりありません。土壌分析で調べられるのは、せいぜい3大要素と酸性度ぐらい、これでは土の状態が全然分かりません。作物に1番大事な土壌に含まれる有機物の細かい情報もでませんし、大体土がどのような作用をして作物が育つのかは、現在の科学でもイマイチ解明されていません。とある農家が連作障害や、病虫害が多く困ったので、土壌分析を頼みました。結果は、データ上では異常はありませんでした。結局、土壌分析じゃラチがあかないので、高名な農家に農場を見てもらったところ、「土壌における有機物の欠乏」と言われたそうです。こういうのは土壌分析じゃあ出ませんからね。
 何でもかんでも昔の農法が優れている、とまでは言いませんが、理にかなっている事は数多くあります。機械もなく、設備もない、こんな状況でどう作物を育てるか?こういう事をこの国の人は2000年近くやってきました。対して現在の慣行農法はたかだか50年足らず。どっちが未熟かよく分かるはずです。人間も必要な栄養素をシリアルや錠剤だけで摂取しても、まともに育ちません。魚や、肉、野菜その他に含まれる多彩な栄要素を取り込むことにより、人が形成されていくわけです。植物も同じことが言えます。
 農業は実践農業です。自分で試して、自分のモノにしていきましょう。
【2012/11/14 16:42】 | 百姓 参之介 #- | [edit]
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