トマトの栽培法・番外編

2012.10.09(18:14)

以前から「通路にマルチングって、どうやるの?」という質問がちょいちょいありましたので、詳しく説明したいと思います。基本マルチは張った左右から土を寄せて、固定していくという方法です。しかしマルチとマルチの間、つまり通路に当たる部分は、寄せる土がありませんから、マルチを固定できません。だからといって、通路にマルチを引かないとあっというまに雑草に覆われますし、ソレを手で取ろうものなら、収穫時期が真夏に重なることもあり、著しく作業性が落ちます。今度は通路を狭めたら、収穫作業が億劫になります。 さてここからが本題ですが、まずマルチングを畑に必要な分だけ張ります。通路にはまだ貼りません。先にトマトを植えるほうのマルチを張ります。この時通路の幅は、これから張る通路用のマルチの幅より、30~40センチ狭くしておいてください。つまり、事前に張られている左右のマルチに被せる感じですね。私は通路用のマルチは150センチ幅のを使用しています。コレの幅を計算しつつ、トマトを植える方のマルチを張っていって下さい。
 通路のマルチは、トマト畑の一番端の通路から張っていきます。通路の端から端まで、マルチを引っ張ったら、元に縮まらないようにオモリかなんかで端を固定します。このオモリは、土嚢袋に土をミッシリ入れると、いいオモリになります。マルチの初めと終わりを固定したら、マルチが引っ張られてピーンとなります。トマト用の支柱をトマトを植える幅に挿していきます。この時既に張られている本マルチと、通路用マルチを重ねて挿していきます。できれば、通路の両側づつ挿して行ってください。通路の終わりまで挿し終わりましたら、ある程度通路にマルチが支柱によって固定されているはずです。しかし、コレだけだと少し強い風が吹くだけで、破れて、剥がれていきます。ソレを防ぐために、まだ通路マルチを張っていない、隣の通路から(土が剥き出しのはず)スコップで土を3mぐらいの間隔で、張られている方の通路に投げるか、置いていきます。コレでかなり固定されます。終わりましたら、マルチを元のロールから切り離し、通常通りに土で固定してください。この要領で全ての通路にマルチを張っていきます。
 かな~り文章だと分かりにくいかもしれませんが、試してみてください。ちょっとしたコツを掴めば、すぐにできるような作業です。
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コメント
おお。
ずいぶん畝の両側よりに植えるんだな、という疑問の答えがこれですね。
土は通路にかけるということは、通路マルチの縁は
トマト支柱だけで留めてることになりますが、
通路の土が重りになっていればそれでも安定するということですね。
追肥は本マルチに小さな穴を開ける方法ですよね。
参考にさせていただきます。

夏の残り火みたいな野菜もそろそろ終わりそうで
秋冬野菜ができるまで出荷物が少なくて心もとないですが
今のうちにちょっと勉強しておこうと思います。
【2012/10/10 12:21】 | とむ #- | [edit]
貴殿の通路マルチは独創的な技法ですね。
トマトはもちろんですが、針金をU字型に曲げマルチを固定しその上に土を置けばキャベツやサツマイモ等に応用できそうです。
うちの親父殿は草むしりが農家の大事な仕事!と一年間の大半を草むしりに費やしてますが、私は一円にもならない非生産的な草むしり等という行為は大嫌いで草むしりする位なら種なんか撒かないくらい無精者なので、産廃業者からいらないカーペットを入手し、60センチ幅に切り通路にひいてます。2年は劣化しません。
重石は肥料の袋に落ち葉と家畜糞を入れた物を使います。収穫後には完熟に近い堆肥になるのでそのまま畑に撒け後処理が大変楽です。
いくら私の売り方が直売とはいえ野菜の価格を上げるには限界があるので、手を抜くところは徹底的に手を抜くべきです。
精神論で日本は戦争に負けた筈なのに、その激動な時代を生きた先輩農家の馬鹿長老共は何ら反省しませんね、そんな馬鹿が何十年も偉そうにしているのですから日本の農家の競争力が0なのは当たり前です。
奴らが全滅するまでは日本の農家に未来はありません!!

もちろん新規農家の参入は歓迎ですけどね。歓迎と生活の話は別々ですから…
【2012/10/10 23:12】 | ハウス農家 #- | [edit]
>ハウス農家さん。
そうですね、農業がここまで廃れたのは、その老害的な部分がかなりの割合を占めていると思います。変化を恐れ、排他的になり、新しい世界を見ようとしない、そんな老害が農業も政治も経済もダメにしています。戦後70年以上経つのにまだこのザマです。なので通る法案は地方も都会も、老人のための法案ばっかりです。これからいなくなる人たちにお金をかけてどうするのでしょう?老人介護なんて若い人のやる仕事ではありません。老人が老人を看ればいいのです。しかし、現在65歳以上の老人が日本で3000万人以上、しかもこれからまだまだ増えます。今でさえ三人に一人は老人です。つまるところ、この老人たちを何とか生産的な行動をさせないとかなり日本はまずいです。年金ももうほとんど破綻してますし。
 少子化も政府がガンガン交付金を出せば解決します。一人産んだら、医療費、義務教育費タダ、二人目はプラス200万の報奨金、三人目からは500万とか、役に立たない地方公務員や、議員の数を減らせばいくらでも捻出出来ると思います。

話は逸れましたが、私も金にならない作業は一切やりません。ハウス農家さんの言う通り、金につながらない作物も植えませんし、惰性で作付はしません。農家は常に畑にいなくてはならない、そんな風潮が今だに残っているから嫌ですね。農業はボランティアじゃないっつーの。
【2012/10/11 18:31】 | 百姓 参之介 #- | [edit]
> とむさん。
どうでしょう?この説明で分かったでしょうか?本当は現地を見てもらえば、すぐさまに理解できるのですが、なかなかそれもできないので、拙い説明文になってしまいました。

>通路の土が重りになっていればそれでも安定するということですね。
完全に安定ということは難しいです。台風クラスがくれば、多少破れますし、穴も空きます。が、全部吹っ飛ぶということは無いと思います。ワンシーズンの作付ぐらいなら充分にもつでしょう。

>追肥は本マルチに小さな穴を開ける方法ですよね。
そうです、穴が空いている所に小鍋山盛り一杯ぐらいの堆肥(鶏糞、牛糞ミックス)を置きます。置く間隔は、苗と苗の間ですね。1000本だと軽トラ山盛り2台分ぐらいかな?重さだと600キロぐらいでしょうか。
【2012/10/11 18:40】 | 百姓 参之介 #- | [edit]
こんばんは。
レスありがとうございます。だいたいイメージできたと思います。
あとは実践ですね!

マルチの小穴に追肥する方式を復習しようと過去記事読みましたが
そちらでは動物堆肥がタダなんですね。
うちは牧場も養鶏場も近くにあるのですが
発酵の程度によってそれなりにいいお値段がすると父が言ってました。
未熟な堆肥は比較的安いと思いますが、
やはり住宅が近くにあってニオイの問題もあるそうです。
最近ではトラックを止めるスペースすら問題に…。
いろいろと気を使いますね。
【2012/10/13 20:08】 | とむ #- | [edit]
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