夏はトマトが色々な意味で美味しい

2012.08.28(18:45)

今年もウチの露地トマトが大小共に豊作です。特に今年は台風もそんなに来ていないし、多少雨は少ないかもしれませんが、ウチのトマトは雨よけさえもしてないので、雨が少ないほうがまあいいかな。しかしなんでか他の農家さんはあいも変わらず、夏トマトは作りませんなあ?そこまで冬トマトにこだわりがあるのかしら。それともハウス栽培だから、冬しかできないとか?それでも冬に作るより、夏トマトの利点がありまくりすぎて辛いですわ。 まず夏作トマトの利点①味がベラボウに良い。元々が夏に作る作物なので、当たり前っちゃあそうなんですが。あ、糖度自体はそんなに高くはなりません。しかし、高糖度フルーツトマトなんかより、こっちの夏トマトの方がトマトの味が強いような気が・・・。②経費がほとんどかからない。私の場合ですと、種代が17000円、マルチング代が4000~5000円、育苗費もほとんどありません。肥料は堆肥のみだし、農薬はつかいませんので、実質経費は2万円ぐらいでしょうか。③競合相手がほとんどいない。前述した通りほとんどのトマト農家が冬に集中してくれるので、ライバルがゼロに近いです。④競合相手がいないので、多少高く売れる。ライバルがいない分高く売れます。ちょっとした冬トマトよりも高く売れるかも。
 以上が大まかな夏トマトの利点です。次は少ないですが欠点です。①病気が露地なので出やすい。ハウスのように密閉した状態での農薬ジャカスカ散布ができないので、かなり病気が発症しやすいです。ミニトマトはほとんど発症しませんが、大玉はかなり出ます。露地なので農薬もそこまでの効果は出にくいでしょう。②露地なので収穫期間と収量がちょい落ちる。落ちると言っても7月中旬~10月下旬まで収穫できるから、そんなに短くはないですな。収量は、ミニはそうまで落ちませんが、大玉が4段ぐらいまでしか採れませんからハウスに比べたらやはり少ないですね。③天候被害をモロに受けるこれも露地なので当たり前ですね。特に台風が連チャンでくると結構こたえます。
 それでも夏の露地トマトは経費が格安なのが最大の魅力でしょうか。ハウス栽培に比べたらタダ同然です。新規就農者に特に入りやすいと思います。最初に揃えるのが上記のと、支柱ぐらいですからね。収量の低さも数を多く植えてカバーすればそんなに落ちません。なので、是非ともチャレンジしてほしい品目です。
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コメント
こんばんは、ざっと拝見させてもらいました、とても面白く、自分も色々と考えさせられました。特に新規で農業をはじめた人の立場を考えた上での内容にすごい!と思いました、分かりやすくてかなり的確な感じがしました、新規就農同士としか付き合わないというのにも共感しちゃいましたし…自分も実際地農家さんとは立場と状況も違うのでどうしても話が合わないですもんね、こちらでは夏トマトハウスがメインでほとんど周りはJA頼み、よくも悪くもそれで成り立っているものですから、やはり閉鎖的ではあります、自分自身は中古のハウスを買い漁って何とか無借金でやれたものの、せっかくはじめた農業をこの先どういう方向性で行くか悩みながらの毎日です、すべてJA出しでいくならば悩む事もないんでしょうが、自分は卸業者に直売とリスク回避という名でフラフラしております、大玉と中玉とミニを一人でやっているので多少効率としては悪いです。露地トマトもミニトマトならばある程度やれるというのを拝見して、なるほどなぁとも思いました…メリットとデメリットをどう活かすか、確かに露地だとコストパフォーマンスがかなり魅力ですね。
【2012/08/30 19:14】 | 秋洋 #- | [edit]
>秋洋さん。
露地でのトマトは確かにコストパフォーマンスは良いですが、多少傷モノが増えますので、JAに卸すのがメインとなると難しいかな。そちらのJAがどういう規定か分かりませんが、やはり形が第一にくると思います。そうするとやはり新たな売り先が必要になるかもしれません。
【2012/08/31 19:47】 | 百姓 参之介 #- | [edit]
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