売れる作物とは

2012.06.27(20:16)

売れる作物とは、読んで字のごとくズバリよく売れる作物のことです。禅問答みたいかもしれませんが、そんなもんです。需要があるからこそ供給があるワケですので、商売の基本となります。農家もボランティアでなく、生活がかかっている立派な商売人なんですから、売れる作物だけを作る、それになんの間違いや戸惑いがあるわけもないでしょう。 先祖代々やってきた?親が続けてきた?それで食べていけなければ何の意味もありません。環境保全、未来のために残す?こういうセリフはいかにもな人達が好きそうな言葉ですが、私は今現在生きている本人こそが大事なので、そんなヨタ話に付き合ってる暇はありません。そういうのは、お金と暇と時間を持て余してる人の前で講釈してほしいですな。
 少々話がズレました。「売れる作物とは」でしたね。まあ冒頭の話で答えが出ているようなもんですが、あえて言うなら「利益になる作物」のことです。全ての経費を差っ引いて、キチッと利益が出る、それが、それこそが、売れる作物のことになります。ですから利益に繋がらない作物は生産するべきではありません。極端な話に聞こえるかもしれませんが、実際農家といえども人の子です。霞を食べて生きていけません。食べて、暮らせていくためには、シビアに、厳しく生きていく必要があります。そう、企業が簡単にリストラと称して人をモノのようにクビにするようにね。それに比べれば、農家の行う作物の四捨選択など可愛いもんです。
 売れる作物だけを作る。それだけで、農家の経営は随分楽になるでしょう。しかしながら、現農家を見渡す限り、それを踏まえて作物を作っている農家は数少なく見えます。利益にそぐわなければ、露地栽培だろうが、ハウス栽培、コメ、畜産だろうが、切るべきです。実際私は1年通して色々な作物を作っていますが、割に合わない作物は、即座に辞めます。だから私の畑ではプロ野球の1軍並みにレギュラー争いが熾烈です。特に私たち新規就農は誰も助けてくれないですし、補助もほとんどありません。全て自分で切り開いて行く訳ですから、あんまり寄り道しないで、ダイレクトにいきましょう。「売れる作物」を見つけて、生産することが一番大切であり、成功(安定?)の秘訣でもあるでしょう。
スポンサーサイト

コメント
こんばんは、はじめまして。
このブログをお見かけして最初から読んで今追いついたところです。
先日の台風と塩害で、定植したピーマンとナスの苗が
丸裸になってしまいました(上陸した静岡です)。
脇芽を期待して引き抜かずそのまま植えてありますが、
直後に種でも蒔いてやり直したほうが良かったかも知れない…と
スイカを6月からでも蒔く話を読んで思いました。

話は変わって質問なのですが、マルチは再利用されていますか?
父は2~3回使うのですが、再利用だとマルチを張るときに張りにくく、
支柱その他で穴もたくさん開いてるし、
はがした後に丸めたままで管理もしてないので次に使うのが大変です。
(穴の間隔や数、幅さなど、少し広げてみないとわからない)

それと、夏野菜を11月まで収穫した後の片付けは、すぐ行っていますか?
12月だとまだ木がしっかりしていて片づけが大変ですが、
父が体調不良で木を春まで放置していたら
そのまま鋤き込めるほど弱くなっていて片づけが楽でした。
そこまで放置するなら、生分解マルチを使えばマルチごと鋤き込めますが、
木ごと鋤き込むのは病原菌とか虫の関係でよくないのかな?

お忙しいと思いますがお返事があると嬉しいです。

今まで収穫や袋詰めを少しと売り場への運搬のみ手伝っていて、
生産はほぼノータッチだったのですが、両親の病気を機に
これからは本腰を入れようと思っております。
ブログ参考にさせていただきます。
【2012/07/02 04:11】 | とむ #mhixd9lc | [edit]
何度もすみません。
マルチのことですが、穴あき済みのものを使っていらっしゃいますか?
自分で開けているのでしょうか?
雑草対策で夏にしか使わないようですが、何種類くらい使い分けていますか?

父がずいぶん前にバーナーで穴を開ける道具を買いましたが、
一度しか使ったところを見てません。
【2012/07/02 04:23】 | とむ #mhixd9lc | [edit]
>とむさん。
そこまで読み込んでくれてありがとうございます。

①マルチは再利用されていますか?
していません。とむさんの仰る通りマルチは一度使うと、劣化がかなり激しいです。家庭菜園程度でしたら、再利用も大丈夫かもしれませんが、広範囲に使用するとなると、とてもじゃないですが古マルチは使い物になりません。マルチングはメートルあたり10円~15円程度です。そこまでケチる必要は無いので、できたら新品を使いましょう。草取りの手間からかなり解放されると思えば安いモノです。それでもマルチ費用や張るのが面倒くさいのなら、無駄張りは止めてみましょう。私の場合ですと、雑草が猛烈に伸びる夏野菜(カボチャ、贈ら、ナス、トマト、スイカなど)はなるべくマルチを張り、あんまり雑草が伸びない冬野菜(ブロッコリー、ほうれん草、大根、カブ、人参、玉ねぎ、そら豆など)には張りません。

②マルチのことですが、穴あき済みのものを使っていらっしゃいますか?
使っていません。全て穴無しマルチです。穴有りは確かに便利ですが、他の作物への転用が効かないので微妙です。自分でシコシコ手で苗を植えるときに開けてます。

③夏野菜を11月まで収穫した後の片付けは、すぐ行っていますか?
行っていません。秋冬野菜の準備、植え付けがほとんど済んでから、ボチボチ片付けます。寒くなったほうが、勝手に立ち枯れて、根っこも溶けてくるので片付けが楽です。畑が狭い方は、急いで片付けないと次の作物が作付できませんが、私の畑はそこそこ広いのでゆっくりで大丈夫です。
もしそのまま鋤込めるなら、鋤こんで下さい。そんなんで病原菌や、虫は発生しません。大丈夫です。

それでは農業のほう、体に気をつけて頑張って下さい。
【2012/07/02 13:44】 | 百姓 参之介 #- | [edit]
こんばんは。早々のお返事ありがとうございました。

風の強い日に一人でマルチ張り・片付けをしたときの愚痴を
毎度父から聞かされてうんざりしていました(^_^;)
せめて新品を使って使い捨てすれば少しは楽になるのにと思い、
どこまで節約し、どこに手をかけるものなのか知りたくて
質問させていただきました。

便利な機械が欲しいなと思うことがありますが、
参之介さんのところではうちより広い畑で
トラクターにすら頼っていない様子を見て考えをあらためました。
うちは畑は60aほどです。
加えて水田50aと、竹の子が取れるけど管理しきれない林があります。

老齢で持病持ちになってしまった両親と非力な自分を考えると
極力負担を減らして効率よく一人でやれる方法を考えていく必要があり
こちらのブログは参考になります。
【2012/07/03 00:02】 | とむ #- | [edit]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://mame564.blog110.fc2.com/tb.php/213-1f9f6858