農薬は本当に身体に危険なのか?②

2011.10.31(18:14)

前回で農薬の危険性は十分に書きました。農薬は確かに色んな意味で危険ですが、現在の農法、つまり慣行農法では必要不可欠になっている存在です。 言ってみれば、必要悪といったところでしょうか?今の市場が、消費者が求める野菜を育てるには、農薬が無ければ出荷はほぼ出来ません。特に大規模に広範囲に農業を行うとなると、絶対に農薬と化学肥料は必要になります。まあ、作物によっては多少農薬と化学肥料は減らせると思いますが、かなりキツイ筈です。ハウス農法もそうです。アレは密閉された空間なので、病気や虫の発生を無理矢理抑えなくてなりません。そうするとそれに見合った農薬が必要になるわけです。ハウス農法で無農薬栽培は、チャレンジしてる方も居るようですが、かなり無謀だし、時間の無駄なような気がします。そこまで手間を掛けるなら露地で作った方が早いです。なので、ハウス農法や、大規模農業は割り切った方が早いかもしれません。
 これもよくよく聞くのですが、無農薬派は「虫が食べてるから安心」、農薬推進派は「虫食いがあるからこそ危険」という論争をよくしてます。私から言わして貰えばどっちもどっちで極端すぎる気がします。虫が食べてるから~といって、食卓に虫がウゾウゾ這い回るような無農薬野菜は食べたくないし、ウチの隣の農家のように「農薬を虫に撒いて、虫がコロッと死ぬぐらい農薬をかけなきゃアカン」という野菜も食べたくないし触りたくもありません。やっぱり程度の問題ということになるのかなあ?
 それでも除草剤の話を他の農家としたときに、私が「除草剤なんて、アメリカがベトナム戦争で撒いた薬と一緒じゃないか」と言うと、その農家は「いや、今の除草剤はあの頃と違う。枯らす作物を選んで枯らしてくれるから大丈夫!」と強気に言ってました。ちょっと待て、と。枯れ葉剤の主成分と、除草剤の成分て一緒のような気が・・・。あと、枯らす作物を選んで~というのは、アレか?除草剤にナノマシンでも入っていて、それで判別して枯らしてんの?そしたらスゲエ技術なんだけど・・・。できるわけないじゃん。あんまり無茶言うな。
 ということで、農薬は確実に人体に悪い、しかし農薬がないと農業ができない。まあ、上手くやっていくしかないですな。
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コメント
選択性の除草剤はある。
畑作ならイネ科だけ枯らすナブとかね。
いすみ市なら米所でしょ。水稲は選択性の除草剤を使うよ。水稲だけ枯れないやつを。
【2011/11/01 12:56】 | 房総の百姓 #- | [edit]
今のものはホルモン剤と表裏一体ですからね。
ベトナム当時に近い成分のものはまだありますね。
農薬も他県の産地では、使い方を工夫して、なるべく可食部に影響ないようにしてましたよ。吸収剤はまず使わないようにしてました。木酢液のタールも危ないし、やはり万遍なく知識つけないと危険ですね。
【2011/11/03 14:56】 | やま #- | [edit]
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