⑫参之介流、堆肥栽培実践編

2010.02.11(13:35)

 土作りが済みましたら、いよいよ露地で栽培です。作物によって栽培の仕方は多様にありますが、私の育て方の共通の方法は、作物の側に堆肥を撒く(置く?)です。何度も書きましたが、化学肥料の高騰で肥料を存分に使えなくなりましたので、試しにこの堆肥を作物の側に置く方法で育ててみたら、これが育つ育つ。化学肥料のみで育てたのより何倍も良く育ちました。姿形はまあそれなりですが、それでも売るにはなんの遜色もない形ですし、なにより味が従来の作物よりも数段美味しく感じられました。これは私個人だけの意見ではなく、家族、知人に試食して貰った結果です。この方法は「現代農業」にそんなに大きく特集されていませんでしたが、ちょっと面白そうなやり方でしたので、試してみました。今では化学肥料を1ミリも使わず、作物を育てています。
   この方法は全ての作物に共通して使えます。野菜、果樹、花、米はどうかな?試したこと無いので、ちょっと分かりません。一応やり方を書きますので、ぜひ参考にしてください。

堆肥栽培の方法

一、堆肥を用意します。鶏糞が安いし手に入りやすいです。前述した通り未熟堆肥で構わないです。つーかなるべく未熟のやつにしてください。牛糞でも構わないと言いたいですが、牛糞は牛が草食で何回も反芻して栄養をカリカリに絞ってしまうので当然肥料分も低いです。土壌改良には向いてます。よって鶏糞を用意しましょう。ちなみに私は鶏糞、牛糞ミックスの堆肥です。

二、作物の根本から5センチ~15センチぐらい離れたところに置きます。その際量はちっちゃい鍋一杯か、手のひらにちょい多めぐらい乗る量です。置くときに作物の根本や葉っぱにかかっても、全然問題はありません。あとは作物の葉っぱや状態、育ち方を見て堆肥を追加(追肥?)します。堆肥を置く場所も成長に伴い微妙に変えてきます。大体収穫するまで2~3回ぐらいでしょうか。植えてる期間が長い作物は撒く回数も多め、短いのは少なめと調節しましょう。後は感覚で覚えてください。以上です。

※種を蒔いた場合は、芽が出て二枚葉ぐらい育ってから撒くと良いみたいです。苗のポットの中にも追肥として、上からかぶせてもOKです。ハウス栽培の場合は試してないので分かりません。

 えらい簡単ですが、上記の方法で堆肥栽培の説明は終わります。いやー本当に簡単でお金がかからないのでぜひ試してください。マジでお奨めです。まあ欠点と言えば、作物の間の通路にも撒くから雑草が笑えないぐらい生える事と、基本的に人力で撒くのでちょっと手間がかかります。あと鶏糞のニオイが素晴らしく臭いので、人家が多いところは要注意かも。それでも一週間もすればほとんど匂わなくなります。雑草はいちいち取ってたらキリがないのでなるべくマルチングを多用して防ぎます。初夏から秋の作物はそうしましょう。秋から春の作物は、気温が下がり雑草もほとんど生えないので、マルチングは使わなくて大丈夫です。
 雑草はどの農業の本を読んでも、「キレイに取りましょう。雑草から害虫、病気が発生します」と書いてますが私は雑草も作物の生態系の一つとして考え、むやみに取りません。もちろん異常に生やして作物が見えないぐらいのは例外ですが、産毛か芝生ぐらいの長さの雑草はほっときます。それぐらいの雑草を生やしていても、作物に与える影響はほとんど無いですし、雑草には害虫も益虫も両方来るからです。それに作物だけを植えているより、色々な雑草が生えていた方が、土中の微生物の量が増えます。そのせいか病気はほとんど発生しませんし、害虫も作物が全滅するほど大量に発生しません。しかし現存の農家は除草剤を水まきのように、バカスカ撒きます。除草剤もタダではないのに・・・。そして私が鍬で草を取っていると、回りの農家は「なんで除草剤を使わないのか?」としつこく言ってきます。そんなに手間を掛けて草を取るより除草剤を撒いた方がいいと、言いたいのでしょう。それでも私は土にも人間にも動物にも地下水にも全てに悪影響を与える除草剤を絶対使いたくありません、なんでそんな麻薬のような百害あって一利もない、値段の高い薬剤を使わなくてはならないのか!これはもう完全に戦後の悪習です。アメリカ式の農業が入ってきてから、機械をガンガン使い、農薬、化学肥料もどんどん使い、油を使い、とにかく消費させようという方式です。もうオーストラリアなどみるように、このような方法の時代ではないのです。それが今現在の農家はほとんど分かっていません。いや、分かっていても今更変えられないのかもしれません。
 ということで雑草は少しぐらいは、生やしておきましょう。

次は「参之介流、苗の育て方」です。
スポンサーサイト

コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://mame564.blog110.fc2.com/tb.php/16-0805aacf