農業のこれから

2011.07.18(18:46)

仕事上農業を営んでいるので、人に会うとよく聞かれるのが「農業はこれからどうなるのですか?」と言う質問。この質問に対して私はいつもこう答えます「日本の農業の未来?廃れるだけですよ」、と。 他の人や同業者に聞かれたら、「こいつはなんてやる気がないんだ」とか思われるかもしれません。ですが一体、日本の農業のどこに先があるのでしょうか?逆に私が聞きたいです。私が農業が廃れていく理由は、無茶苦茶ありますが、まずは日本GDPで農業の占める割合がたった1.6%。ある人に言わせると、1%以下という話もありますが、それでもこんだけの数値はいかに日本が農業で暮らしていないか分かります。次に農業に就く就業人口もこれまた1%台です。皆さんも分かるでしょう。回りに農業を営んでる人がいますか?ほとんどいないはずです。存在したとしても、週末農業の兼業農家で農業を主に置いていません。この兼業農家もあと10年ぐらいで爆減しますが。そして農家の数の激減です。まあこれは今始まったわけではなく、1960年ぐらいからかなり始まってましたが。それに合わせての休耕田の大増大、既に埼玉どころか、九州クラスに匹敵するという噂も。これだけの事態になっていても、国は1ミリも動きません。何故か?それは昔と違い政治家が農業に肩入れする旨みが全くないからです。政治家は基本自分に利益が無ければ動きません。政治家の利益、それは票と金です。戦後、日本は第一次産業を発展させるためあらゆる法案を通して来ましたし、農家をバックアップしてきました。そして時代が変わり、多くの人が都市部に住むようになり、農村は過疎化していきました。そうしたらロクに票も金も集まらない、農村はほっとかれるに決まっています。農業は個人レベルでどうにか出来る問題じゃあありません。国がどうにか動いて、今の農業を変えなければ、現状打破にはならないでしょう。
 ということで、以上の理由で農業に未来は無いと言っているわけです。
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コメント
いつも記事を拝見しています。今回の記事では廃れていくという意見にはどうなのかなーと思い投稿させていただきました。これからも農業は発展もせず現状維持だと思います。地方の農家を見るとそうおもいます。必ずしも後継者がいないわけでもなく、後継者は育っています。都市部をみれば農業は廃れると感じても仕方ないですが、地方の農家をみてください。やる気のある若者もいます。
【2011/07/19 10:36】 | #- | [edit]
> いつも記事を拝見しています。今回の記事では廃れていくという意見にはどうなのかなーと思い投稿させていただきました。これからも農業は発展もせず現状維持だと思います。地方の農家を見るとそうおもいます。必ずしも後継者がいないわけでもなく、後継者は育っています。都市部をみれば農業は廃れると感じても仕方ないですが、地方の農家をみてください。やる気のある若者もいます。

確かにやる気のある農家は数が少ないですが、中にはいるでしょう。しかしそれはとても少ないはずです。極僅かの農家が頑張ったところで、農業は現状維持、ということはありえません。どれだけの数の農家が全国で離農しているか、統計的数値を調べてみて下さい。農家の高年齢化も大問題です。農家の全国平均年齢は70歳以上。あと10年もしないうちに、ほとんどの農家はいなくなるでしょう。少なくとも私の回りでは、農業の後継者はいませし、いたとしても、兼業農家が大半です。
【2011/07/19 10:58】 | 百姓 参之介 #- | [edit]
新規就農を9月から始めます。

とても、勉強になります。

ビニールハウスのことなど、目から鱗です。

借金はしておりませんが、240平米のビニールハウスも

1棟建ててしまいました。119万+10万位かな。
(ビニールハウスを建てたらサイドに網が張っていなかったので追加工事)

問題点、多々ご指摘、胸に刻んで行きます。

もう、来年、還暦で

この2年農業の就農研修を単身赴任でやってきました。

お金も使って、退職金ももうなくなりました(^^;

近いうちに不要になったビニールハウスを2棟もらえることに
なりまししたが、今、ここを見ていてしっかり
考えないといけないなぁって思っているところです。

建てるとしても自分で建てます。

出来るだけお金をかけないで行きます。

と言っても中古のトラクターや耕運機、運搬車、
動墳などを購入しましたから、100万チョッとかかりました。


20アールほどが新規就農先の面積です。

神戸北区。

冬は、とても寒くなります。

ハウスがないと何の作業も出来ない感じに思いますが

現状、露地がまだまだありますから
零下に耐えることができる露地ものを植えます。

都市部で近郊でも後継者がいません。

20戸ほどであと10年で6戸減るであろうとのこと。

特に高齢者が多すぎます。

これからの、楽しみにしております。



やっているのは、おじいさんに近い方、
6~80歳が多く
ここへうちの1年2人と私2年が1人で
入ります。
耕作放棄地を整備してもらって入ります。
一人は、米のところを10月から野菜を始めます。

みんな中途離職者ばかりですので
お金に余裕がありません。

借金するなのご意見肝に銘じますね。

まともに食えていない息子が飢え死にしない様にと
言う思いもあり、自宅の西宮市から通作距離28kmを
通います。

これからの、楽しみにしております。

【2011/08/10 04:06】 | じゅんぺい #N.vW.TCs | [edit]
じゅんぺいさん
 ハウスはやり方によっては、利益は多少出ると思います。しかし、還暦からスタートとなると、体力面のほうで心配です。まともに身体が動くのはギリギリで70歳ぐらいです。土壌を戻すのに3年~、技術習得に4~5年、結構大変です。近くのハウス農家さんも80歳近くで、ハウス作業の大変な所は、人を雇って続けています。どうも借金が残っているようなので、止められないみたいです。なんの為に農業を始めるのか、よく見誤らないようにして下さい。
 それと、販売先はもう決まっていますか?よく新規就農にありがちなのが、栽培のほうにかまけて、販売を疎かにする事です。農業は売れて、やっと収入に繋がるので、市場でも、直売所でも、なんでもいいので、とにかく売り先をしっかり決めて下さい。ほとんどの新規就農者が、販売先が見つからず、辞めていくそうです。ああでも、直売所はすぐ値段競争になるから、お勧めはしません。
 農業を職業として選んだなら、ある程度の覚悟はあると思います。いつでも、リスク回避と、費用対効果を考えながら、頑張って下さい。応援しています。
【2011/08/10 11:28】 | 百姓 参之介 #- | [edit]
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