新規就農者に会って

2010.02.23(13:22)

 先日新規就農者に会って少し話をしたのですが、すげえ違和感がありました。まず農業を営んでいるという、独特のニオイが全くしないのです。ニオイといっても体臭ではなく、雰囲気といいましょうか?ほら同業者ってなんとなく分かるじゃあないですか?そのニオイ全然無いのです。服装もオシャレに決めていて、身なりもキチンとしていました。これは私の服装がショボイとかアースカラーと称して単なる土方着だとか、若作りしてんじゃねーよとか、女の子にモテそうな服を選びやがってとかそのような嫉妬心は一切もちろんありません。服装がちゃんとしているのは喜ばしいのですが、これもかなりの違和感です。普通農業をしていると、日々の作業と販売のことで服装にそんな気を使えません。かくいう私も服といったらワー○マンかシ○ムラ、たまに東京に行ったらユニ○ロです。汚れて困る服など着られませんしね。
 その会った場所はちょっとした販売イベント会場だったんですけど、寒いせいかあまりお客の入りが良くなく、私も持ってきた商品を全部売り切りたいので結構あせってました。なのにその新規就農者は焦るも何も商品自体を持ってきていなくて、ずーと隣でしゃべっているか、タイコを叩いているかで、全然売るそぶりがありません。つーか、この人何しに来たんだろ?わざわざガソリン代かけてタイコ叩きに来たのかなあ?その前にこの人どうやって暮らしてんだろ。
 ⇒新規就農者に会っての続きを読む
スポンサーサイト

跡継ぎ農家って

2010.02.20(18:45)

 この前千葉県の農家の若い人達が集まるという会合に顔を出したのですが、その席は新規就農者など皆無で私だけでした。その中の話で、作物の売り先の話を色々聞いたのですが、参加しているほとんどの農家が新しい売り先を開拓しようと言う気構えが無いのがガッツリ分かりました。参加している農家は米農家がほとんどですから、当然今の米の買い取り価格が安すぎて許せないらしく文句を言うのですが、それ以上の事は全然話しません。つまり安すぎるのなら、どうしたら高く売れるか、それを考えなくてはいけません。なのに、話す事と言ったら国の農政批判ばっかり。現状をどう打開していくかは誰も考えていないようです。しかも共同畑を作り、皆で作物を育てて売り上げは皆で均等に分けようということを言い始めました。そんな他人の畑を耕す余裕があるなら、自分の畑をフルに使って売り上げを1円でも伸ばすことを考えればいいのに、アホなことばっかり言ってます。ていうか、それくらい跡継ぎ農家は余裕があるのですね。私なんかは自分の事で精一杯ですが、跡継ぎ農家は人の畑をボランティアで耕す事が出来るぐらい暇と時間があるみたいです。なんか私と彼らの間には、微妙な壁?があるような気がします。彼らは親から土地、職、施設、金、権威、売り先、その他諸々そのまま貰えます。つまり親からスライドしていくだけで良いのです。私みたいに躍起になって農業をやらなくても構わないのです。考えてみれば、これほど楽な事はありません。だから彼らは新しい事に挑むことを極端に嫌います。怖いのです。自分の知らない世界を見るのをです。このまま親の言うことを聞いてればのんべんだらりと暮らせますから。しかし、今まではともかく。これからの時代はそれを許してくれないでしょう。現在日本は猛烈な不景気に突入します。その時今までの農業のやり方で生き残れるかどうか。ガンダムではないですが「君は生き延びることが出来るか?」。
 ⇒跡継ぎ農家っての続きを読む

テレビは必要か?

2010.02.17(13:19)

 私は昔から親に「飯時にテレビは見るな」と子供の頃から言われ続けたので、そのおかげか現在30才のになってもほとんどテレビは見ません。別に格好つけてるとか、そういうのはいっさい無しに、ただ興味が全くありません。それでも15年前ぐらいはちょっぴり見てました。決定的にテレビを見なくなった原因は、たまたま新聞のテレビ欄で見たい映画が放映するからというので、テレビで映画を見たらコマーシャルの多いこと多いこと、もう5分に一回CMが入るので話はブチ切れるし、集中はできないし散々でした。半分も見ないで消して、その後レンタルショップで借りて見ました。私はあのCMが大嫌いです。スポンサーだかなんだか知りませんが、その番組中はず~とそのCMが繰り返し流れます。これは本当にウンザリです。いつしか私はテレビを見なくなりました。
 ⇒テレビは必要か?の続きを読む

⑬参之介流・苗の育て方(作り方?)

2010.02.15(13:50)

 苗は種と一緒で、育てるのにちょっとした工夫と技術が必要です。苗屋で購入する方は家庭菜園の人からプロの人までそれぞれいます。まあ面倒くさいから苗屋で買った方がてっとり早く便利なのは分かります。しかし自分で種から育てるとかなり経費削減になるので、なるべく自分で作るようにしましょう。
 苗も畑とと一緒で、基本は土から作ります。土も購入すればそのままポットに入れるだけなので簡単ですが、これも数を買うと結構馬鹿になりません。なので土も自分で作りましょう。これはぬか漬けのぬか床と一緒で、作る人作る人皆が微妙にアレンジしてますので、私のは1例として載せておきます、後は自分の「これだ」というレシピを作ってみてください。⇒⑬参之介流・苗の育て方(作り方?)の続きを読む

2010年2月11日22:00放送のNHKスペシャルを見て

2010.02.12(13:16)

世界中で広まる「ランドラッシュ」
 今世界で人口増加に伴う食糧危機に対して、自国の生産地だけでは足りないらしく、海外に農地確保の動きが凄まじいらしいです。特にインド、韓国、中国がどんどん進出しています。インドは人口の増え方が尋常じゃなく、中国韓国は日本と同じように耕地面積と自給率が低いのです。番組では韓国の若い企業家たちがロシアで農地をどんどん買い占めているらしく、韓国の大統領みずからが陣頭指揮を取り、融資制度も整え支援しています。それに比べ日本は・・・・、まだ会議段階で外務省が少し危機感があるらしく、ちょっと動いていますが、融資制度や補助金、国の方向性が全然決まってないらしく、企業もリスクが大きすぎるので進出できません。一方個人でロシアに渡り、農地確保で動いている「木村」さんという方が頑張っているみたいで、番組でもスポットを当ててましたが、あまりにも日本国の木村さんへの対応が酷く、愕然としました。まず木村さんが農地確保(1000ha)と機械で5000万資金が必要らしく大変奔走しているシーンが写っていました。結局融資が得られず、この話はご破算になります。韓国や中国は国家レベルで動いているのに、日本は木村さん一人だけ・・・。交渉も現地視察も全て木村さん1人だけ・・・。一体日本は何を考えているのでしょう。特に外務省!こういう時に融資しないで何時するのでしょうか?しかも外務省は誰一人現地に行かず、木村さんをわざわざ霞ヶ関まで呼びつけて話をさせる、さらに木村さんが一生懸命話をしているのに、外務省の人達は鉛筆でメモをしこしこ取っている・・・。そうじゃなくてさ、メモなんて書記みたいのがが一人やってればいいだけで、それか録音しておけばいいじゃん。まずは皆で話をしっかり聞けよ。つーか、呼びつけないで現地に行け。見ていてイライラしました。日本は本当にダメになってしまったんだなあと。現在、最強クラスの不景気が日本に来ているのに、まだ小沢一郎の献金問題をあーだこーだ、ずーーーーーーーーと、やってます。それどころじゃないっつーの。まあ外務省も働いているポーズを見せているだけなんでしょう。所詮官僚ですし。この態度といい、仕事っぷりは、私のそばの農業普及員にソックリで外務省はそれを拡大したカンジかな?
 しかし私はある意味予想通りだと思いました。もし日本が他の国のように、農地確保のために動いていたら、こんなに休耕田は増えていなく、専業農家や宅地農家、年金農家も存在していないでしょうし、農業は若者であふれているはずです。そして減反政策のような愚策も無かったことでしょう。食料が無いというのに、今だに減反と称して、無駄な予算を割いているのですから。日本は本当に危なくなるまで気づかず、いや、気づいていないフリをしてドン底まで行くでしょう。その時やっっと動くでしょうが、時はすでに遅く、海外のめぼしい農地は全て他国に抑えられ、日本は工業製品も売れなく、食料も輸入できなくなり、凄いヤバイ事になりますが、後の祭り。私はその時が確実に来ると考えています。

⑫参之介流、堆肥栽培実践編

2010.02.11(13:35)

 土作りが済みましたら、いよいよ露地で栽培です。作物によって栽培の仕方は多様にありますが、私の育て方の共通の方法は、作物の側に堆肥を撒く(置く?)です。何度も書きましたが、化学肥料の高騰で肥料を存分に使えなくなりましたので、試しにこの堆肥を作物の側に置く方法で育ててみたら、これが育つ育つ。化学肥料のみで育てたのより何倍も良く育ちました。姿形はまあそれなりですが、それでも売るにはなんの遜色もない形ですし、なにより味が従来の作物よりも数段美味しく感じられました。これは私個人だけの意見ではなく、家族、知人に試食して貰った結果です。この方法は「現代農業」にそんなに大きく特集されていませんでしたが、ちょっと面白そうなやり方でしたので、試してみました。今では化学肥料を1ミリも使わず、作物を育てています。
 ⇒⑫参之介流、堆肥栽培実践編の続きを読む

⑪参之介流、作物の育て方・土作り編

2010.02.09(17:12)

 ここからは私がほぼ独学で学び、現在実際に作物の栽培に使用している技術を、書いていきます。新規就農の方はこれを参考にしてくれるなら、幸いです。実際に農業をやられている方は適当に見といてください。あくまで私の独断と偏見の技術なので、あんまり厳しい事のツッコミは勘弁してください。

(1)土を作ろう 
 大体新規就農で借りる土地は、10年近く作物を作らなかった農地がほとんどです。こういう農地は、雑草が生えていなくても、トラクターで草を生やさないため年に5~6回土を掻き混ぜます。確かに草一つ生えていなければ、すぐにでも作物を植えられますが、止めておきましょう。例え植えてもロクな作物は育たないでしょう。なぜかと言いますと、⇒⑪参之介流、作物の育て方・土作り編の続きを読む

⑩ビニールハウス農業は儲からない?

2010.02.09(13:30)

 農業イコール、ビニールハウス栽培というのは、ある意味正しいのかもしれません。確かにビニールハウスはメリットも多いです。天候に左右されず、常に品質を保てる。寒いときでも夏の野菜が作れる、作業性の向上など多々ありますが、デメリットもかなりあります。昔は石油が安く、科学肥料や農薬、ハウス資材も安価で、寒い東北の方だけでなく日本全国でビニールハウスが建ち並びました。そのおかげで日本の食生活がかなり豊かになったのは、ハウス栽培のおかげといっても過言じゃないでしょう。皆さんも一年中スーパーに夏野菜のトマトがあるのは見たことあるでしょう?しかし二~三年前のガソリン高騰から、陰りが見え始めました。まず冬に使う重油の値段が三倍以上に跳ね上がったのです。そうしたら当然生産コストがかかりますが、野菜の値段を急に上げたらお客が離れます。トマトやキュウリなど三分の二は重油でできてるといわれるぐらいでした。ハウス農家の不幸はそれだけでは終わりませんでした。なんと肥料、農薬、資材全ての値段が四倍近くも上がったのです。さらにこの不況です。国民全員が貧しくなり、デフレが始まりました。そうなるとわざわざ寒い季節に、高い野菜を買わなくなり、安い季節野菜に客が向くようになりました。そうしたら高いコストをかけハウスで作る意味はありません。高い利益があってこそのハウスなのですから。しかし今の今までハウスで作ってきた人たちは、そう簡単に方向転換できません。ハウスの解体費用もかなり高いですし、⇒⑩ビニールハウス農業は儲からない?の続きを読む

⑨番外編・スイカはなぜ作りにくい作物になっているのか?

2010.02.02(13:45)

スイカはウリ科で、夏の魅力的な野菜の一つですが、イマイチ一般の農家や、小規模な農家は作りませんし、作ったとしてもほんの僅かです。他のウリ科作物はかなり作りやすい部類になっているのにスイカだけはなぜか農家から敬遠されています。直売所でもイベントでも高単価で、売ればほぼ完売です。私はスイカを毎年1反以上植え付けてますが、特に特赦な技術も必要なく、収穫まで割と楽に作れます。農薬は植え付けの時の最初の一滴だけです。科学肥料はゼロで、大きなスイカがゴロゴロ採れました。まあ私の作物に肥料をあげるやり方は少し特殊なので、これはまた別に書きます。この結果を見て分かるように、スイカは凄く儲かる作物です。それではなぜ他の人は作らないのでしょう?それにはスイカに関してかなり間違った情報が、農家の皆に認識されているからです。
 ⇒⑨番外編・スイカはなぜ作りにくい作物になっているのか?の続きを読む

2010年02月

  1. 新規就農者に会って(02/23)
  2. 跡継ぎ農家って(02/20)
  3. テレビは必要か?(02/17)
  4. ⑬参之介流・苗の育て方(作り方?)(02/15)
  5. 2010年2月11日22:00放送のNHKスペシャルを見て(02/12)
  6. ⑫参之介流、堆肥栽培実践編(02/11)
  7. ⑪参之介流、作物の育て方・土作り編(02/09)
  8. ⑩ビニールハウス農業は儲からない?(02/09)
  9. ⑨番外編・スイカはなぜ作りにくい作物になっているのか?(02/02)