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新規就農のススメ

新規就農をして、感じたこと、思ったことを、趣味や愚痴とともに好き勝手に書いていくブログです。これを見て、農業を始める人に、少しでも参考になればと考えています。

7月28日の青山FMについて

7月28日(土)の青山FMは台風の影響で大雨が予想されるため、出店しません。翌日の29日(日)に出店します。よろしくお願いします。青山FMのHPでは、私の出店が28日に変わらず表示されてますが、出店は29日です。
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意識高い系、農家

新規就農で鼻息が荒く、地に足がついていない若手?な農家さんの特徴をまとめてみました。私はこれらを総称して「意識高い系農家」と勝手に命名しました。それかエコ農家かな?以下に挙げている特徴は私が適当に独断と偏見で決めたものです。他意はバリバリありますが、そこらへんは流してお願いします。


①無理目な有機農業を目指している。

②SNSをやっていて、インスタにハマっている。

③詐欺臭いクラウドファンディングを結構な頻度でやっている。

④将来的には農家民宿や、農家カフェをやりたいと思っている。

⑤借金をしている。

⑥補助金をもらっている。

⑦NPOくさい。

⑧妙な精神論が好き。

⑨農薬や、化学肥料を心の奥底から憎んでいる。

⑩自己啓発系の本を読みこんでいる。


こんなもんかな。解説しますと、

 ①、⑨はとにもかくにも有機農業が至上な農法で、大儲けできると信じまくっていて、病害虫が大発生しようが、作物が全滅しかけようが、全部自然の流れとかなんかで、絶対に農薬関係に手を出さないという感じでしょうか。今年だっけな?知り合いの有機コメ農家で、水田にザリガニが大発生したそうです。ザリガニが水田に沸くと、定植したての若苗をハサミで全部切り倒してしまいます。それで困ってしまいました。手で取っても獲り切れないし、新しく苗を植えても、すぐに切られて倒されてしまう。私は農薬を使用することを薦めましたが、頑なに断られました。結局本年度の収量は絶望的となりました。何故そこまで農薬を毛嫌いするのでしょうか?こういう人は風邪ひいても薬を飲まないのかなあ。ああ、漢方薬とかでごまかすのかな。とにかく農薬は使う所を間違えなければ、すっごく便利なマテリアルです。あんまし、農薬=悪と簡単に決めつけないように。でも、こういう人って「奇跡のリンゴ」とか凄い読み込んでそう。

 ②、③についてはとにかく目立って、自分を褒めてもらって、宣伝して、商品を高く大量に売りたいというのが、透け透けで見え見えなので。宣伝も、自分の商品を高く売るというのは、かなり大事ですが、方法が微妙に間違っているような気もします。クラウドファンディング自体も詐欺の臭いしかしないので、怪しさ大爆裂です。あれにホイホイお金をぶち込む神経が私には分かりません。宝くじとか、パチンコよりも返金率が悪そう・・・。

 ④は単なる流行りに乗っかっているだけの気がします。長続きしなさそう。

 ⑤は強気な営農計画で、農協か、地銀から結構な額の資金を借り入れてしまっている。これは、最近地元でも地銀が地方創成資金?再生?だっけかな。そんなんで数億を3年間利子据え置きで貸し付けているんですが、それを地元の畜産とかが使っていて、最新設備の畜舎を建てまくってんですよ。なんか、県にも数件しか所有してないいない、ハイパー全自動・乳搾り機とかね。先日欧州とのEPAも調印されて、TPPも可決されて、アメとのFTAも始まるかもしれないのに、国からも日本の畜産は大打撃を受けまくるとか言われてるのに、よくもまあそこまで冒険できるのかと思いますよ。なんかあっても国が補助金で助けてくれると思ってるいるのかしら?もし国が自国の農業を大事にしているのなら、こんな条約は海外と結ばないと思うんですがね。さてどうでしょうかね。地元の地銀は畜産でなく、一般の個人業のレストランとかにも貸し付けていて、数億借りてどんなレストランを作るのかと思ったらパンケーキとかピザとか、スパゲティとかの渋谷っぽい店。おいおい、こんな猪とキョンと猿がうろうろしてて、平均年齢が70歳を軽くオーバーしていて、人口が2万いくかいかないかの、全開で消滅可能性地区にバッチリ載るところで、パンケーキねえ・・・。飲食店は人口が最低10万人いないと、商売にならないと言いますが、上手くいくのかなあ?

 ⑥は補助金は自立心とか、創意工夫が育たなくなるし、行政の介入がいちいち面倒なので、お勧めしません。

 ⑦はこれも農業でNPO=詐欺かインチキという図式が成り立つぐらい信用なりません。

 ⑧は愛とか絆とか、人との繋がりとか新興宗教くさい感じの。

 ⑩はジョブズがビルゲイツが、ホンダがトヨタがワタミがユニクロが、こうして商売が上手くいったから、あなたもこれを読めば上手くいく系のなんだか中身がみんな似たり寄ったりの本を本気で読み込んで納得してしまう人種。起業した9割がほぼ3年で倒産している事実は、どういうことでしょうかね。


以上です。新規就農で以上の事に半分以上チェックが着いたら要注意!でもないですが、所詮私が適当に書いたことなので、でもまあどっか頭の片隅に置いといてください。

 

白内障になりました・・・。

白内障にかかってました。まあもうほぼ完治したんですがね。去年か一昨年ぐらいから、えらい光が眩しいなと思っていたんですが、今年に入ってからは、視界が常に霧のような曇っている感じがして、パソコン画面は良く見えんわ、ガンプラの説明書は読めないわで、コリャアカンと目医者に駆け込んだら、診てもらった瞬間に「あ、これは両目とも白内障だわ、早急に手術しないと」と言われました。ちょ、ちょっと待ってください、白内障って高齢者が罹るんじゃあないの?と医者に聞いたら、若い人も結構かかるとのこと。割合は当然高齢者のほうが多いらしいですが。医者に農繁期だから、手術は年の後半にできませんかと尋ねたら、「若いから進行が速いから1日でも早く手術したほうがいい」と怒られて、あれよあれよと、手術前検査をして、受診から一か月後ぐらいに手術をしました。いやあ怖いのなんの。なにせ産まれてこの方、体にメスを入れたことはなかったのでね。大して痛くないし、術後はハチャメチャに見えるようになると、手術を受けた周りの爺さん婆さんに聞いていたのですが、やっぱり怖いもんは怖いざんす。手術自体は確かにそこまで痛くは、いや・・・、結構痛かったな。それでも両目とも無事に終わりまして、眼帯を取ったら、見えるのなんの。見える・・・!私にも視界が・・・!ということで、ニュータイプばりに見えるようになりました。おかげで生活に眼鏡がいらなくなり、快適そのもの。もっと早く手術してれば、と悔やむぐらいですね。ちなみに職業が農業だから、紫外線を浴びまくって、白内障になったかと質問したら、職業に関係なく、ほぼ遺伝だそうです。確かにウチの親族は全員眼があんまし良くないですね。

 ここで問題が一つ、ニンニクの収穫期にこのトラブルが舞い込んだので、5千本近くのニンニクが収穫期を逃してしまったので、地面に埋まりっぱなし・・・。2万本のうちの5千だから4分の1がパアか・・・。まあ、身体が資本だからしゃあないっちゃあ、しゃあないんですがね。特に眼はヤバイどころの話ではないのでね。眼の事を考えたら、ニンニク5千本は安いもんかな!そう思いこみましょう。あとの作物はの生育は順調そのものなので、今年も乗り切れるかしら。




青山FMは7月中旬~下旬から出店再開したいと思います。




ブログに関してはネタの枯渇と、病気のことで一時は止めようと思いましたが、ここまでダラダラ続けたので、これからも変わらず、ダラダラ続けたいと思います。もう少しお付き合い下さい。

ちょっと待て、農業を始める前に。

新規就農をしました!という稀有な人は、このご時勢か、結構います。私の周りにもちらほらいますが、ほぼ全員が農業だけでは暮らしていけてません。補助金に頼り切ってて、まあその補助金は就農給付金で月12~13万給付されるやつで、4、5年出るのかな?それが切れたら、どうすんねん。というのが3割ぐらい。鼻息荒くて、色んな地方メディアに露出して、ドヤ記事を載せているけど、内実は全然販売先が見つからず、売り上げが伸びないけど、プライドが妙に高いので商品の値段もボッタクリ気味なエコ新規農家が6割、借金してまでハウス農業を始めたけど、いきなり経営に行き詰まりつつあるのが1割ぐらいです。この全員の共通項は、なんでも希望的観測で動いている、つまり常時「捕らぬ狸の皮算用」状態で、現実感があんましないというのが特徴です。散々書きますが、農業というのは多少特別職感が強いですが、いわゆる自営業なので、モノを売って、お金を稼ぐというのは基本的にそこらの商売と変わりません。なので、農業を始める!新規就農するぞ!と決めたら、本当にザックリでいいので、


①どの作物をどれくらいの規模(面積)で作るのか

②反収、つまり広さあたりの収量、収入はいくらくらいか。

③経費はどのくらいかかるのか

④販売先はどうするのか


以上4点は、就農する前に絶対調べておきましょう。こういうのはネットで調べてもいいですが、ネットだと、妙な農業の情報商材を売りつけようとするサギっぽいサイトもかなり多いので、なるべく自分の足を使いましょう。まずは就農しようと決めている場所を担当している、農協か、県の農業普及センターで詳しく話を聞くといいでしょう。ああいう所には、作物に対しての反収がいくらなのかという、詳しいデータが揃ってますので、良い指標にはなります。結構色々教えてくれますので、せっかくそういう機関がありますから、ガッチリ利用しましょう。そうすると自分の収入が大まかに計算が出ますが、最初の数年はプロ農家の4割ぐらいの年収、反収と考えておくと、何かあった時も対応できます。決して希望的観測や捕らぬ狸~で行動しないように。特にハウス農業はモロに関係しますので、要注意を。有機農業を目指す方は販売先を探す事を重点に置いたほうがいいです。どうもエコ農家の話を聞いてると、有機野菜を作れば、あっという間にブランド化して高値がついて、色んな飲食店や、お店から声がかかるか、ネット販売でウハウハという方が大多数います。そんな事はほぼというか、99.9%ありませんので、期待しないように。それに仮にそうなったとしても、それまでの生活はどうするんでしょうかね。「いつか売れる」というのは1年先かもしれませんし、10年先かもしれません。あるいはもっと先かもしれません。そんな宝くじのようなモノをいつまで待っているワケにはいかないでしょう?

 ということで、農業シュミレーションはあらゆる側面でやっておいて損はないです。それでも予想しないことが起きるのが農業という職業ですから、油断は禁物です。まあ、上記の他にも就農面での資金ん、家、機械代、組合費、生活費、車代などモロモロあります。これらの計算は実際に就農すると決めたら事細かに調べればいいので、後回しで・・・、あんまし良くないか。とにかく農業だからと言っても、お金の問題は永遠について回ります。シビアに考えて神経症ぐらいで、ちょうどいいくらいです。農家の常套句「農業は儲からない」このような言葉がどうして出てくるのか、ここに新規就農が上手くいくカギがあると思います。

<悲報>トマト農家、やっぱり赤字

あくまで私の近隣トマトハウス農家(2~3軒)の話ですが、今年度、つまり去年の売り上げですが、赤字だそうです。というか今年だけでなく、ここ数年らしいですが。この話を聞いた時は思わず手を叩いて飛び上がりそうなほど喜びそうになりました。私は他人の不幸を喜ぶほどひねくれてはいないと、思いますが、たぶん。これには忘れるに忘れられない、因縁があります。そう、あれは、10年?いや8年前?だったかな?私が農地をやっとこさ借りて、いざ農業を始めようとした時↓


私 (´・ω・`) 「農地を借りれた!これで農家になった!とりあえず、色々な野菜を植えてみるか」

まわりの農家「露地野菜なんか儲からない!ビニールハウス農業がええぞ!」

(´・ω・`)「で、でもそんな資金無いし、販売先も無いから将来不安なんですが・・・」

農家「そんなん関係ない!資金は借りればいい!ハウス農業なら1千万~2千万なんて余裕だ!販売先も直売所はあるし、良い物を作ればいつかきっと売れる!」

(´・ω・`)「とりあえずハウスは置いといて、自分で色々模索したいんで、まずは露地ものからやります」

農家「ケッ、知らんぞ。素直に俺たちの意見を聞いてればいいのに!ハウスはいいものだ、ハウスはすばらしい、ハウスさえやってれば農業は上手くいくんだ。これだから若い奴はダメなんだ!」

(´・ω・`)「・・・(新興宗教かな?)」

(´・ω・`)「ふう、やっとどっか行ってくれた。なんであんなにビニールハウスにこだわるんだろ?ハウス普及員かなんかかな?私もハウス農業は視野にあったけど、あまりにも維持費がかかりすぎて、割にあわないんじゃないかなあ?できた作物も本当に適正な価格で売れるか分からないし、最初からそんな全力投球博打は打てないよね。とりあえず、適当な相槌打って、はいはい言っとこ」


数年後

(´・ω・`)「うん、なかなか、作物もできるようになってきたし、売り上げもまあまあ上がってきてる。でも、もう少し品目を絞らないとな。そういえば最近ハウス普及農家さん達、あんまし普及しにこないな。わたしがあんまりにもハウスを始めないから、やっとあきらめたかな。」

(´・ω・`)「あ、ハウス農家さんだ、顔合わしたくないけど、一応挨拶しとかないとね。」

(´・ω・`)「こんにちはー(棒)」

農家「おお、私君か。どうだ、稼げているか?」

(´・ω・`)「ぼちぼちです。なんかあんま元気ないですね」

農家「そんなことないよ。それよりうちの利益率は5割なんだよ。凄いだろう?」

(´・ω・`)「凄いですねー(棒)、それじゃあ作業に戻ります」

農家「うん、それじゃあ」

(´・ω・`)「作業の事も、ハウスの事も何も言われなかったな。あんまし儲かってないっていう噂本当かな?」


現在

(´・ω・`)「ほぼ農法と、売り上げが安定してきたぞ。ん?誰か呼んでる。あ、農家さんの奥さんだ」

農家の奥さん「私君の野菜は良くできてるねー」

(´・ω・`)「そんなことないですよー(棒)今年は天候も良くなかったし。(毎年言ってるけど)」

奥さん「うちは赤字になっちゃった・・・。ハウスの維持費も凄いし、出来た作物の単価も悪いしね。まわりの農家も同じみたい。もう辞めようかな・・・。」

(´・ω・`)「そうですかー、大変ですね(いやっっっっっっっっったあああああああ!!!!!ざまああああああああああああ!!!言わんこっちゃねぇぇぇぇぇl!!いい気味ざんすうううう)」

(´・ω・`)「あれ?でも旦那さんが、利益率5割だって言ってましけど・・・(すっとぼけ)」

奥さん「そんなこと無いわよ、うちは最近赤字続きよ。あなたの前だから、強がってるのね」

(´・ω・`)「そうですか、まあ、がんばって下さい(やったぜ)」


ざっくりこんな感じですね。しかし、赤字かあ。あんだけ維持費かけて、クソ暑いハウス内で作業して、毎日毎日ハウスの温度調節して、開け閉めして、外は土砂降りなのに潅水もして、アホ高い農薬と、肥料を撒いて、面倒くせえ土壌消毒して、丁寧に収穫して、梱包して、出荷して、直売所に出して、返品して、赤字ですか。うんまあ、今のトマトの市場買取価格が1キロ350円前後、グラム単価0.3円か。安っす。結局ハウストマトの農法が全国的にほぼ行き渡って、均一化したんでしょうね。土耕も、養液栽培も、水耕もね。そして、種の品質も向上して、味が良くなった。そんで当然ハウス栽培だから天候の被害をほとんど受けない。それこそファームファクトリーというヤツだ。生産量は当たり前のように爆増する。そうしたら供給が需要を上回る。結果は価格に反映される。しかも作付けは全国的に変わらないで、真夏以外はトマトの生産が途切れることはない。結局、コメと一緒で、スケールメリットが強みになっていくわけだ。それだけの生産量、とてもじゃないけど並の販売先では捌ききれない、当然市場出荷になる。値段はまあ落ちる。そうすると最終的に大規模ハウスだけが残るのかも。


ああ、やっぱりハウスに手を出さないで良かったわ。つくづく実感します。TPPも本可決されて、施行が来年の今頃から。今でもかなり入ってきている外国の作物。それを更に上回る量が入ってくる。それなのに作物のブランド化だけで生き残れるはずがない。

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